■goo 地域、「東京メトロ副都心線特集」を公開
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goo 地域「東京メトロ副都心線特集」
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360度パノラマムービー
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NTTレゾナントは、ポータルサイト「goo」の地域情報コーナー「goo 地域」にて、「東京メトロ副都心線特集」を公開した。同サイトは6月14日に開業予定の東京メトロ副都心線に関する情報を紹介する特集で、副都心線が走る地上部分をパノラマムービーで見られる「360度パノラマムービー」や、各駅をランダムに表示してメッセージを表示する「副都心ワンクリックみくじ」、各駅の周辺情報を紹介する「副都心お散歩ルート」という3つのコーナーが用意されている。
「360度パノラマムービー」は、副都心線が地下を走る千歳橋上交差点から宮益坂下交差点までの明治通りを特殊カメラで撮影して、その映像を360度のパノラマムービーとして配信するコンテンツで、ムービーを見たいエリアを地図上から指定できる。地図データはゼンリン製で、副都心線が走るルートは太線で強調されている。
ムービーが用意されているのは、始発となる和光駅から数えて9駅目の池袋駅から、終点の渋谷までの8駅の間の区間で、ルート上のフィルムの形をしたアイコンをクリックすると再生される。この動画は、再生中でも拡大・縮小や上下左右への視点移動が可能だ。解像度はそれほど高くないが、視点移動の自由度が高いので、本当にクルマを運転して道路上を走っているようなリアル感が味わえる。地図上ではムービーと連動して地下鉄のアイコンが移動する仕掛けになっていて、今どの地点を走っているのかも簡単に確認できる。
「副都心ワンクリックみくじ」は、クリックするとランダムに各駅が表示されて、その駅の特徴や街並み、駅周辺マップを紹介するコーナー。各駅の特徴について楽しく学べるようになっている。
「副都心お散歩ルート」は、「小説の舞台をめぐるコース」「お笑いや演劇などのエンタメスポットをめぐるコース」など、さまざまな切り口で散歩のコースを紹介するコーナー。地図を交えながら各駅の周辺情報やゆかりの深い文学作品を紹介している。
このほか、Q&Aサイトの「教えて!goo」や「goo ブログ」で、副都心に関連した情報をピックアップするコーナーなども用意されており、多彩な角度から副都心線の情報を紹介している。副都心線という新しい路線をフル活用するためにも、ぜひこのサイトを見て情報をチェックしていただきたい。
■URL
goo 地域「東京メトロ副都心線特集」
http://local.goo.ne.jp/special/fukutoshin/
■スパムブログを完全排除したタウン情報サイト「30min.」
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30min.
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グルメマップ
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インターネット上には数多くのタウン情報サイトが存在するが、最近増えているのがブログと連動したサイトだ。これらのサイトではタウン情報誌に載っているような一般的な情報だけでなく、ユーザーが実際に体験して得た感想などが読めるので、街歩きをする際に大いに参考になる。
ただし1つ問題なのは、インターネット上にはアフィリエイトリンクばかりで記事の中身がない、いわゆる「スパムブログ」と呼ばれるものが少なくないこと。せっかく面白そうなショップ情報が載っていると思ってクリックしたのに、開けたらスパムブログだったというのではつまらない。
そこでオススメなのが、この春にオープンした「30min.」というサイトだ。このサイトは、ブログからタウン情報を探せる検索サイトで、独自のセマンティック(意味解析)技術を使うことにより、記事の内容を解析して地域や店舗ごとに分類している。膨大なブログの記事を整理することで、ユーザーは目的の地域や店舗の記事だけをピックアップして読めるわけだ。もちろん地図とも連携しているので、店の位置などもすぐに調べられる。
このサイトで特徴的なのが、「スパムブログの完全排除」を謳っていること。良質なブログを目視によって選別することで、スパムブログを完全に取り除いているという。トップページにアクセスすると、ブログや写真のリストが表示されるが、どこを見てもスパムブログは見当たらない。どの記事をクリックしてもハズレが無いというのは、想像以上に快適だ。
サイトデザインもわかりやすく、路線別に駅名検索が可能なほか、市区町村名からも検索できる。また、上部メニューには人気の地域のリストも掲載されており、これらの中から1つを選ぶと、その地域のブログのリストがワンクリックで表示できる。
上部タブの中から「グルメマップ」を選ぶと、指定したエリアの地図が表示される。使っているのはGoogle Mapsで、ブログ記事で紹介されている店の位置が、地図上でアイコンとして示されている。アイコンをクリックすると、該当する店のブログのリストが見られるので便利だ。良質なブログだけを見られるサイトとして、幅広い人にオススメのタウン情報サイトである。
■URL
30min.
http://30min.jp/
■都市計画を地図で表わした「札幌市都市計画情報提供サービス」
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札幌市都市計画情報提供サービス
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地図画面
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街の現在の利用状況や、都市計画情報を地図に反映した「都市計画図」というものをご存じだろうか? 行政が地域ごとの用途を定めた「用途地域」や、土地利用規制などのさまざまな情報が反映されており、これを見ることで、将来どのような街になるかを予測したり、ビジネスプランを考える上で参考にしたりできる。
現在、多くの自治体が都市計画図をインターネット上で公開しているが、その公開方法はさまざまだ。施設の検索や拡大・縮小などができる多機能な地図コンテンツとして提供しているところもあれば、PDFファイルを公開しているだけ、というところもある。
そんな中で最も充実していると思われるサイトが「札幌市都市計画情報提供サービス」だ。これは札幌市の都市計画図が見られるサービスで、「さっぽろの都市計画」というサイトの中の1コーナーとして提供されている。
エリアの指定方法は、トップページの地図上でクリックする方法のほか、住所から指定する方法と、区役所や駅などの目標物から指定する方法の3種類が用意されている。とりあえず地図上でどこかのエリアをクリックしてみよう。そのエリアの詳細地図が表示される。地図はマウスドラッグによるフリースクロールが可能で、操作性はかなりいい。縮尺は2,500分の1、5,000分の1、10,000分の1の3種類から選べる。また、上部メニューの中から「計測」を選ぶと、距離や面積などを計測することも可能だ。
都市計画情報としては、各エリアの用途を定めた「用途地域」、建築物の高さ制限を定めた「高度地区」、防火地域、駐車場整備地区、市街地開発事業、景観計画重点区域などさまざまな種類が用意されており、クリックするとその情報を反映した地図が表示される。上部メニューの「凡例」と照らし合わせながら見ていくといいだろう。
このほか、「出水のおそれのある区域」や「災害危険区域」など、防災関連の情報も掲載されている。詳細地図の右下には、全体図が小さく掲載されているので、今どの辺りのエリアなのかも一目瞭然だ。
全国的にも、このサイトほど充実した都市計画図サイトはあまり例がなく、ほかの自治体もぜひ参考にしてほしいものである。あなたも自分の住んでいる自治体の都市計画図を一度チェックしてみてはいかがだろうか?
■URL
さっぽろの都市計画
http://www.city.sapporo.jp/keikaku/
(2008/05/22)
碓氷 貫(うすい とおる)
地図に関することならインターネットの地図サイトから紙メディア、カーナビ、ハンディGPS、地球儀まで、どんなジャンルにも首を突っ込む無類の地図好きライター。地図とコンパスとGPSを片手に街や山を徘徊する日々を送る一方で、地図関連の最新情報の収集にも余念がない。
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