■全国のダーツバーを探せる「ダーツマップドットコム」
ダーツが流行してからしばらくたつが、その人気は依然として衰えていないようだ。もはやダーツは一過性のブームではなく、日本の文化に根付きつつあるのかもしれない。そんなダーツ関連の施設を地図上で探せるサイトが「ダーツマップドットコム」。このサイトでは、全国各地のダーツバーやダーツショップを検索できる地図コンテンツ「ダーツマップ」を用意している。
検索方法は、駅名や住所の一部でのキーワード検索や地図検索に加えて、ディレクトリ検索も用意されている。地図検索では、トップページの上部から都道府県名をクリックすると地図が表示される。使用しているのはGoogle Mapsで、地図上には六角形のアイコンが表示される。
例えば「東京都」をクリックした場合、デフォルトでは池袋駅周辺の地図が表示されて、ここには20以上もの施設がマッピングされている。アイコンには数字が割り振られていて、各アイコンに対応した店名リストが右側に表示されるので、どのアイコンがどの店かがすぐにわかる。
施設の種類はアイコンの色でわかるようになっており、黄色はダーツバー、青はダーツショップを示している。各アイコンをクリックすると吹き出しが表示されて、店の詳細情報が表示される。住所や電話番号などの基本情報に加えて、営業時間や定休日、Webサイトへのリンクなども記載されている。また、「フェニックス」や「ダーツライブ」、「ハードダーツ」の台数なども載っている。
これらの設備情報は地図上でも一覧可能で、右側のメニューの「ソート」から指定することにより一覧できる。例えば「ダーツライブ台数」をクリックすると、アイコンの中の数字が台数表示に切り替わるので、いちいち各アイコンをクリックしなくても、各店の設備状況を確認可能だ。
また、「距離順」をクリックすると、地図中央から距離の近い順にリストを並べ替えられるようになっており、最寄りのダーツバーやショップをすぐに見つけられる。さらに、設備ごとに表示するアイコンを絞り込むこともできる。
このように地図コンテンツとしての機能はかなり充実しており、完成度は高い。地図のほかにもダーツアイテムの紹介やダーツに関する写真や動画、ブログ情報などさまざまなコンテンツが揃っているので、ダーツ好きは要注目だ。
■URL
ダーツマップドットコム
http://dartsmap.com/
■身近な「まちの駅」を地図で探せる「まちの駅どっと混む」
最近、各地で「まちの駅」という施設を見かけるようになってきた。「まちの駅」とは無料で休憩できる街中の案内所のことで、既存の空間を利用して地域情報を提供したり、人の交流を促進させることを目的としている。主に既存施設を活用して設置することを想定しており、運営主体は行政・民間を問わず、公共施設から個人商店までさまざまな形態がある。
全国各地で増えつつある「まちの駅」だが、これをテーマにしたポータルサイトが「まちの駅どっと混む」だ。このサイトでは、全国の「まちの駅」を検索できる地図コンテンツ「まちの駅なび」を公開している。
使用している地図は電子国土事務局が運営する「電子国土ポータル」で、トップページから「まちの駅なび」のバナーをクリックすると地図が表示される。検索方法は、施設名や記事からのキーワード検索と、住所や地名からの位置検索の2種類だ。まずは地図の上にある操作ボタンの中から拡大・縮小ボタンをクリックして、探したいエリアを拡大してみよう。「まちの駅」を示す緑色のアイコンが表示される。例えば首都圏を拡大していくと、栃木県にかなり多くのスポットが登録されているのがわかる。
アイコンの上にマウスポインタを重ねると、施設名が表示される。地図の下には、地図上のアイコンに対応した施設リストが表示され、各施設の写真も見られる。リストの中から興味のある施設を選んでクリックすると、地図の右側に詳細情報が表示される。ここでは住所や駅長の氏名を確認できるほか、設備状況や営業時間、駐車場の有無なども載っている。さらに施設の簡単な紹介文や、おすすめの商品やイベント情報なども掲載されている。
地図への登録が開始されたのは2008年8月なので、まだ十分な情報量とは言い難いが、このほかに「全国まちの駅マップ」というコンテンツも用意されており、こちらでは「常設」「実験地」「情報発信中心」といった種類がわかるようになっている。これら2つの地図コンテンツの統合をぜひ期待したいところだ。「まちの駅」に興味を持った方は、このサイトを利用して近所の「まちの駅」を訪れてみてはいかがだろうか。
■URL
まちの駅どっと混む
http://www.machinoeki.com/
■独自のバス路線図をダウンロードできる個人サイト
路線バスを利用している人は、バス会社が発行する路線図を見たことがあると思うが、あの路線図が今ひとつわかりにくいと感じたことはないだろうか? そんなときに役立つのが「Bus Service Map」というサイト。このサイトでは、個人が独自に作成したバス路線図が公開されている。マップの完成度はかなり高く、バスへの熱い思いが強く伝わってくるサイトと言える。
用意されているのは、東京・神奈川・千葉・埼玉など首都圏のバス路線図と、金沢市とその周辺のバスマップ、さらに札幌市や京都市、大阪市などの路線図。マップはいずれもPDFの形で用意されており、自由にダウンロード可能で、プリントアウトして外出時に持っていくのにも便利だ。なお、伊豆七島のバス路線図のみ、GIF形式となっている。
このサイトのバスマップの最大の特徴は、各路線の運行頻度を線の太さで表現している点だ。太ければ太いほど運行頻度が高いことを示しており、平日の運行回数が200回以上の頻発路線については線の太さを2.0mmに、150~199回(3~10分おき)の路線は線の太さを1.5mmに、9回以下の少ない路線は0.2mmの点線といった具合に、線の太さを見ればすぐに運行頻度を把握できるようになっている。この路線図を持っていれば、実際にバス停に行って時刻表を見て、「こんなに運行頻度が少ないのか」とため息を吐くようなこともなくなるだろう。
また、特定のバス会社だけでなく、複数のバス会社の路線情報がすべて一覧できるのも便利だ。自治体が運営している運賃の安いコミュニティバスなども網羅されており、移動のプランを練るときに複数のバス路線図を頭の中で重ねて考えたりする必要がない。
ダウンロードする場合は、メッシュ地図から探したいエリアをクリックした上で、「路線図を見る」をクリックする。運行系統の一覧表も用意されており、運賃や運行日などの情報に加えて、「便利度」という独自の評価も書いており、利用する上で参考になるだろう。バスを日常の足として使っている人はもちろん、バスを使って街歩きを楽しみたいと思っている人にもぜひおすすめだ。
■URL
Bus Service Map
http://www.geocities.jp/busservicemap/
(2009/01/29)
碓氷 貫(うすい とおる)
地図に関することならインターネットの地図サイトから紙メディア、カーナビ、ハンディGPS、地球儀まで、どんなジャンルにも首を突っ込む無類の地図好きライター。地図とコンパスとGPSを片手に街や山を徘徊する日々を送る一方で、地図関連の最新情報の収集にも余念がない。
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