■大塚製薬が「バーチャル東京マラソン2009」開設
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バーチャル東京マラソン2009
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スタート画面
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3月22日に開催される「東京マラソン2009」。この大会のランナーサポートサイトとして開設されたのが、大塚製薬の「バーチャル東京マラソン2009」だ。同サイトは東京マラソンのコースを5つのステージに見立てて作ったバーチャルなマラソン大会。東京マラソンに向けて練習した走行データを入力すると、アバターがバーチャルコースを走る仕組みだ。 登録するだけで誰でも気軽に参加でき、東京マラソンに出場するランナー以外の人でもOKだ。
登録手続きはニックネームや性別、メールアドレスなどの簡単な情報を入力するだけですぐに完了。登録を終えたらさっそくログインしてみよう。最初に「ランナー情報」という画面が表示されるので、ここで走行距離を入力する。入力は1日1回までで、過去7日まで遡って入力することが可能だ。距離は100km以上は入力できない。一度入力すると距離は修正できないので注意しよう。また、入力の際に喜怒哀楽の「気持ち」を選べるほか、コメントも書き込める。
入力してから「この内容で送信する」をクリックすると、「バーチャル東京マラソンコースへ出ますか?」と問われるので「はい」を選ぼう。立体地図のようなコース画面が現れる。これは実際の東京の地理に基づいたものではない簡易的な地図だが、東京都庁や東京タワー、雷門などコースから見える有名スポットが随所に配置されており、沿道でも多くの人が応援している姿が見られて臨場感たっぷりだ。そのコース上を自分のアバターが駆けていく姿を見ると、まるで実際に大会に参加しているような気分を味わえる。
コース上では、給水所を通過するときにスポーツ飲料の「ダブルアミノバリュー」を受け取るかどうか選択するダイアログが表示されたりと、随所でイベントが発生する。イベントごとにポイントが付与される仕組みになっていて、ポイントに応じてアバターのアイテムを獲得できる。なお、アバターは最大69の顔パーツと74の体パーツから組み合わせが可能で、豊富な選択肢の中から自分のランナーを作れる。東京マラソンに出場する人はもちろん、沿道から応援しようと思っている人も、事前にこのサイトで気分を高めて大会当日に臨んでいただきたい。
■URL
バーチャル東京マラソン2009
http://www.amino-marathon.jp/tokyo2009/sp/
■光の軌跡で、日本主要都市の道路網を描く
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NEURON ROAD
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DRIVE LAPSE
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本田技研工業が提供するカーナビゲーションサービス「インターナビ」は、携帯電話と組み合わせてオンデマンドの交通情報サービスを配信したり、インターネットから地図の更新サービスを提供したりと、さまざまな機能を持つが、同サービスのスペシャルコンテンツとして配信されているのが「INTERNAVI REALIZATION」だ。これは「インターナビ」をビジュアル化したコンテンツで、車の走行軌跡を光で表した「NEURON ROAD」と、カーナビを使ったドライブを体験できる「DRIVE LAPSE」の2種類が用意されている。
「NEURON ROAD」は日本の主要都市を行き交う車の様子を光の軌跡によって表現したもので、走行量の多い道路ほどはっきりとした光の線で描かれるため、都市のおおまかな輪郭が地図のように浮かび上がる。いわば“光の地図”とも呼べるものだ。
この地図はマウスホイールで拡大・縮小が可能なほか、Google Earthのようにマウスドラッグ操作で斜め上方から俯瞰する視点へも変更できる。BGMは癒し系の美しい曲で、まるで飛行機で夜間飛行をしているような幻想的な気分に浸れる。このコンテンツはWeb上で視聴可能だが、最近になってスクリーンセーバー版もリリースされた。
一方、「DRIVE LAPSE」のほうは、車が走る様子を後ろから眺めながら、流れる景色を楽しめるコンテンツだ。画面右上にはカーナビの画面が表示されて、車の走行位置と連動して表示される。
用意されている映像は、千葉県の館山から白浜へと至る海沿いのコース「SEASIDE SCENIC ROUTE」で、暗い中、若い男女が車に乗り込んで、ドライブしていくうちに次第に夜が明ける様子が早送りで表示される。映像が目まぐるしく変わるため、最初は少し目がチカチカするかもしれないが、慣れると実際にドライブしているような気分が味わえるはずだ。
現在は1コースのみだが、東京・汐留から横浜のみなとみらいまでの夜間ドライブを走るコース「URBAN NIGHT ROUTE」も配信予定となっている。ビジュアルとしてのインパクトは「NEURON ROAD」に一歩譲るが、ドライブの楽しさをバーチャルに味わえると同時に、カーナビの利便性も実感できるコンテンツとして完成度は高い。インターナビのユーザーだけでなく、まだカーナビを使ったことのない人にもぜひオススメしたいコンテンツだ。
■URL
INTERNAVI REALIZATION
http://www.honda.co.jp/internavi/realization/
■地図研究家・山岡光治氏のサイト「おもしろ地図と測量」
地図の研究家は世の中に多く存在するが、中でも独特の存在感を放っているのが、「地図測量史跡」「地図に訊け!」などさまざまな著書を持つ山岡光治氏だ。国土地理院に勤めていた山岡氏は、定年退職を機にインターネット上で「オフィス 地図豆」を開店。同店のサイト「おもしろ地図と測量」では、地図や測量に関するさまざまな情報が掲載されている。
まずは大人向けのコンテンツを集めた「おとなのはなし」を見てみよう。「地図測量の200」というコーナーでは、地図や測量にかかわった先達を紹介する「地図測量の200人」や、地図測量関連の史跡を紹介する「地図測量の200史跡」、地図に関する豆知識を集めた「地図豆100」、都道府県ごとに各地の地図測量関係の人を紹介する「地図測量人国記」の4つのコンテンツが用意されている。
特に「地図測量の200史跡」では、全国各地の史跡がエピソードを交えて詳細に解説されており、実に読み応えがある。これらの史跡をマッピングした地図として、Google Mapsを使った地図および電子国土を使った地図も用意されている。地図が好きな人は、旅行で各地の史跡を巡る際に参考になるだろう。
このほか、等高線や地図記号に関する知識を解説した「おとなの質問」や、一等三角点の「点の記」などの情報を集めた「測量標石」など、さまざまなコンテンツが掲載されている。また、「測量おとなの話」「地図おとなの話」といったコラムも充実している。
また、子供向けのコンテンツ「こどものはなし」にも注目だ。ここでは伊能忠敬や間宮林蔵、シーボルトなど地図に関連する重要人物についてわかりやすく解説している。「こどものしつもん」のコーナーでは、「ゆのちゃんと学ぶたのしい測量教室」や「コースケくんと学ぶたのしい地図教室」などで地図の知識を学べるほか、地図記号の解説や地図作りのノウハウも掲載されている。
さらに「おもしろ地図」というコーナーでは、現実には存在しない空想の地図も紹介している。子供に地図の楽しさを教えるだけでなく、大人にも役立つ知識が詰まった貴重なサイトと言えるだろう。
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おもしろ地図と測量
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地図測量の200史跡
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■URL
おもしろ地図と測量
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kaempfer/
(2009/03/12)
碓氷 貫(うすい とおる)
地図に関することならインターネットの地図サイトから紙メディア、カーナビ、ハンディGPS、地球儀まで、どんなジャンルにも首を突っ込む無類の地図好きライター。地図とコンパスとGPSを片手に街や山を徘徊する日々を送る一方で、地図関連の最新情報の収集にも余念がない。
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