■駅探、深夜急行バスの停留所紹介と運行経路表示
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駅探<PC版>
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バスのりば・ルート地図
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駅探は、同社が提供するナビゲーションサイト「駅探<PC版>」のサービスを改良した。今回の措置により、深夜急行バスの停留所が地図上で確認できるようになり、運行経路もコースとして表示されるようになった。
使い方は、まずトップページ左メニューの「バス情報」の中から「深夜急行バス」をクリックする。日本地図が表示されるので、ここから調べたいエリアを指定する。するとエリア拡大図が表示されるので、この中から行き先を指定すると候補となる行き先のリストが表示される。さらに行き先を選んでクリックすると、行き先のバス停および乗り場のバス停、そして出発時刻が表示される。
乗りたいバスの出発時刻をクリックすると、停車するバス停のリストと到着時刻、そして各バス停で降りた場合の料金の一覧が表示される。この結果画面は印刷用ページが用意されているので、プリントアウトして持ち運ぶ時に便利だ。また、検索結果の内容を携帯電話にメールすることもできる。
この詳細画面で、出発のバス停の部分にある「バスのりば・ルート地図」というリンクをクリックすると地図画面が表示される。深夜急行バスのバス停は大きな駅にあることが多く、場所もわかりづらいので、バス停の場所が地図上で確認できるのは便利だ。バス停の写真もポップアップ表示で掲載されているのでわかりやすい。
バス停からは太線が伸びており、これは次のバス停と直線で結んだ線で、コースを大まかに示している。また、ポップアップウィンドウの中にもバス停名および「前へ」「次へ」というリンクが表示されるので、ここをクリックすることで停車するバス停を次々と確認していける。
今回、このほかに飛行機時刻表からANA便の空席照会と予約が可能となるように改良が図られた。いずれもユーザーからの要望に応えたもので、従来よりも実用性が向上している。節約志向が高まる中、タクシーよりも安価に利用できるバスの需要が高まっているが、深夜急行バスの利用者はぜひ同サイトのサービスに注目していただきたい。
■URL
駅探
http://ekitan.com/
■ドライブコースを紹介するサイト「MAPPLEドライブ」
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MAPPLEドライブ
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ドライブコース
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昭文社は、ドライブサイト「MAPPLEドライブ」の提供を開始した。同社のガイドブックの編集部が選んだドライブのモデルコースを掲載するサイトで、全国各地のドライブコースの中から厳選した250件を紹介する。
トップページにアクセスすると日本地図が表示されるので、まずはエリアを指定する。例えば「関東・甲信越」を選ぶと、「首都圏」「北関東」「新潟・佐渡」「伊豆・箱根」「山梨・富士」「信州・清里」の6エリアに分けられている。ここからドライブしたいエリアをクリックすると、検索結果のリストが表示される。首都圏では「千葉・犬吠埼&九十九里ドライブコース」「千葉・南房総ドライブコース」「神奈川・鎌倉&湘南ドライブコース」など10件、「北関東」では「栃木・日光&沼田ドライブコース」「群馬・赤城山ドライブコース」「群馬・浅間&白根火山ドライブコース」「茨城・大洗周遊ドライブコース」など14件がヒットした。
リストにはコースの説明に加えて、コース上に存在するスポットの数や、「海の絶景」「山の絶景」「夜景」「グルメ」「ショッピング」「名所・旧跡」「遊びスポット」など、コースの内容がわかる要素も載っている。これらの中から興味のあるコースをクリックすると、地図が載った詳細ページが表示される。地図上ではコース上のスポットを示す旗のアイコンが掲載されており、各アイコンをクリックするとスポットの画像がポップアップ表示される。また、地図上部ではスポットの画像を横に並べてドライブコース順にスクロール表示しており、コース上の景観を連続して楽しめる。
各スポットの情報は、同社の旅行情報サイト「MAPPLE 観光ガイド」と連携し、ユーザーからの口コミ情報なども読めるようになっている。ユーザーによる5段階評価も集計しており、どのスポットが人気あるのかもチェックできる。見やすい地図と充実したスポット情報を組み合わせることにより、充実したドライブコースガイドを実現したこのサイト、休日のドライブ計画を立てるときに役立つだろう。
■URL
MAPPLEドライブ
http://drive.mapple.net/
MAPPLE 観光ガイド
http://www.mapple.net/
■「伊能大図」をネット上で見られる国土地理院のサイト
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「伊能大図彩色図」サイト
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結合図からの閲覧ページ
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江戸時代の測量家であり、日本地図製作の先駆者として有名な伊能忠敬。彼が作った「伊能大図」を復元してつなぎ合わせた巨大な日本地図が、3月末に報道陣に公開された。この日本地図は、伊能忠敬が測量を始めてから210周年を記念して作られたもので、縦が約35メートル、横が約60メートルと巨大な地図となっている。この地図を構成しているのは、全214枚にも及ぶ「伊能大図」で、日本や米国の博物館や図書館が所蔵する複本などが元になっている。4月11日・12日の深川スポーツセンター(東京都江東区)での展示を皮切りに全国を巡回して一般公開されるとのことだが、伊能忠敬のファンや古地図が好きな人の中には、間近で見たいと思う人も多いのではないだろうか。
そんな人にオススメなのが、国土地理院が提供している「伊能大図彩色図」というサイトだ。ここでは「伊能大図」全214枚のうち、国立歴史民俗博物館および国立国会図書館が所蔵する3枚の図を除いた211枚の図を閲覧できる。
検索画面は、テキストデータのみをまとめた「一覧表」と、各地図の位置がわかる「索引図」、そして211枚をすべて並べて1枚の地図のようにした「結合図」の3種類が用意されている。注目はなんといっても「結合図」で、今回公開された巨大地図と似た内容の縮小版をインターネット上で見られる。これを見ると、伊能大図が当時としてはかなり高い精度を誇る地図だったことが実感できるだろう。
「索引図」と「結合図」は、いずれも地図上で任意のエリアをクリックすると、そのエリアの「伊能大図」が表示される。詳細画面には図の大きさや記載内容などの細かいデータも掲載。また、画面上をクリックするとその部分の拡大画像も見られる。拡大は2段階まで可能なので、細かい部分に何が書かれているのかも確認できる。
また、「索引図」と「結合図」はいずれも各地図がどこの博物館や図書館に所蔵しているかを色別で示しているので、所蔵先に訪れて実物を見てみたいと思っている人の参考にもなる。偉大な測量家が残した仕事の数々を家にいながらにしてじっくり閲覧できるサイトとして、地図愛好家には必見のサイトだ。
■URL
国土地理院 古地図コレクション(古地図資料閲覧サービス)
http://kochizu.gsi.go.jp/HistoricalMap/
伊能大図彩色図
http://www.gsi.go.jp/MAP/KOTIZU/sisak/ino-main.html
完全復元伊能図全国巡回フロア展
http://www.city.koto.lg.jp/event/1127/inoutennji.html
(2009/04/09)
碓氷 貫(うすい とおる)
地図に関することならインターネットの地図サイトから紙メディア、カーナビ、ハンディGPS、地球儀まで、どんなジャンルにも首を突っ込む無類の地図好きライター。地図とコンパスとGPSを片手に街や山を徘徊する日々を送る一方で、地図関連の最新情報の収集にも余念がない。
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