■国内航空線のフライトをGoogle Earth上で体験
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航空情報ナビ
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飛行中の画面
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航空機の情報を集めたり、機体を撮影して楽しんでいる愛好家は数多くいるが、そんな航空ファンが楽しめる数多くのデータを集めたサイトが「航空情報ナビ 39fly」だ。このサイトでは、国内航空線の出発便と到着便の一覧表を確認できるほか、各便のフライトをGoogle Earth上で体験できるKMLファイルも収録している。
フライト動画の再生方法は、まずGoogle Earthのツールのオプションでカメラの傾斜角度を80.0度、高度を150.0メートル、速度を1000.0メートルに設定する。次に同サイトの「出発便一覧」か「到着便一覧」の表の「飛行」列に掲載されているアイコンをクリックすると、KMLファイルがダウンロードされてGoogle Earthが立ち上がる。あとはサイドバーに表示される「ツアーの再生」アイコンをクリックすれば、滑走路から離陸して大空を舞う動画が再生される。また、各便の詳細画面にはGoogle Mapsに航空路線を反映した地図も掲載されており、航空機がどのようなルートで飛ぶのかを確認できる。
このほか、「カメラポイント航空機撮影 一覧」というコンテンツも用意されている。国内の空港における航空機の撮影や飛行機ウォッチングに適したポイントマップで、Google Maps上にカメラのアイコンが多数マッピングされている。右メニューの「空港から選ぶ」に、「新千歳」「小松」「関西」など全国の空港の一覧が掲載されており、各空港の撮影ポイントを調べられる。
また、航空路(エンルート)の一覧も地図上で確認可能だ。用意されているのは「定期便航空路一覧」と「主要航空路一覧」の2種類で、右メニューから選択できる。いずれもGoogle Mapsの画面が表示されるので、地図の左にあるエンルートの一覧から1つを選んでチェックを入れると、航空路が地図上に表示される。そのままほかのエンルートにチェックを入れると複数のエンルートが同時に表示されるので、日本列島の周囲にどのようなエンルートが張りめぐらされているのかが一目瞭然だ。
さらに、国内空港の名称の一覧表や、マイレージサービスについての解説などもある。航空ファンに役立つさまざまな情報が詰まったこのサイトを見て、航空趣味の奥深さをぜひ味わっていただきたい。
■URL
航空情報ナビ 39fly
http://39fly.net/
■Google Maps上で「街ログ」の動画が閲覧可能に
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街ログ
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地図画面
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ソネット・カドカワ・リンクはGoogleとパートナー契約を結び、同社が運営する地域情報動画サイト「街ログ」の動画をGoogle Mapsに提供開始した。「街ログ」で提供される動画は、雑誌「東京ウォーカー」をはじめとした各地の「ウォーカー」シリーズの取材網を活かして取材したもので、全国各地の街の情報を配信している。収録数はグルメやショッピング、レジャースポットなど計3000本以上にも上り、この中からまず1000本の動画が4月中にGoogle Mapsに提供される。
利用方法は、Google Mapsの検索窓に検索したいスポット名を入れて検索する。地図の左に表示された検索結果の中から見たいスポットのサムネイルをクリックすると地図上でウィンドウがポップアップするので、この中から「写真と動画」タブを選ぶ。ここで画像をクリックすれば動画が再生される。動画はすべて「YouTube」のサーバーから配信されており、さらにもう1回クリックすると「YouTube」のサイトが表示されてHD拡大画面での視聴も可能となる。飲食店の映像は大きな解像度で見たほうが雰囲気なども掴みやすく、店選びの際に役立つだろう。
なお、「街ログ」本サイトのほうにも、地図が用意されている。同サイトは一見すると動画ばかりのように見えるが、各スポットに用意されている「スポットを見る」をクリックすると詳細画面が表示されて、ここに「地図を見る」というボタンが現れる。これをクリックするとGoogle Mapsの画面が表示される。地図上ではつながりのあるスポット同士が赤線で結ばれているので、関連のある店をハイパーリンクのように辿ってさまざまな店を発見できる。もちろんどの店にも動画が収録されているので、各店の臨場感あふれる映像が楽しめる。
「街ログ」はまだベータ版の段階だが、すでに豊富な量の動画が収録されており、これらの情報がGoogle Mapsと結び付くことで、タウン情報サイトとしての可能性がさらに広がることが期待される。
■URL
街ログ
http://machi-log.jp/
■関連記事
・ 関連スポットを地図上で結ぶ「街ログ」ベータ版公開(2007/10/02)
■黒部ダムオフィシャルサイト
テレビドラマ「黒部の太陽」などで注目されている黒部ダムだが、ここでは毎年、水力発電の軌跡をたどる「黒部ルート見学会」が開催されている。今年も5月から11月まで34回実施される予定で、公募が始まった。締め切りは見学日の6週間前となっており、詳しい応募要領は富山県および関西電力のサイトに掲載されている。
この機会に黒部ダム関連の情報を知りたいと思っている人にぜひオススメしたいのが、黒部ダムのオフィシャルサイトだ。同サイトでは黒部ダムおよびその周辺について、さまざまなコンテンツを配信している。
中でも注目なのが、「便利マップ」というコーナー。ここでは黒部ダム周辺の広域地図やオススメの散策コースを閲覧できる。最初に広域マップの中から見たいエリアを選ぼう。用意されているのは黒部ダムのある「黒部」のほか、「白馬」「仁科三湖」「大町」「穂高」「松本」と計6エリアで、各エリアをクリックすると拡大図が表示される。地図上には観光スポットがマッピングされており、「見る」「味わう」「遊ぶ」「温泉」「自然」などいろいろな種類のアイコンで区別されている。
各スポットをクリックすると詳細情報が表示される。ここではスポットの画像も表示されるので、施設や景色の様子がひと目でわかる。また、各マップのPDFデータもダウンロード可能で、プリントアウトして持ち運ぶときに便利だ。「大町」「穂高」「松本」の3エリアにはかなり多くのスポットがマッピングされており、黒部ダムの観光を終えた後、周辺の散策に役立つだろう。
また、「電気で走る!日本唯一のトロリーバス」のコーナーでは、黒部ダムを通る「立山黒部アルペンルート」の一部区間を運行するトロリーバスについて解説。トロリーバスのペーパークラフトのデータもダウンロードできる。「立山黒部アルペンルート」はトロリーバスのほか、路線バスやケーブルカー、ロープウェイなど多彩な交通機関を乗り継ぐことになるが、これらの詳しい交通ガイドも、大まかな標高差がわかる断面図とともに掲載されている。時刻表も確認できるので、実際にアルペンルートに行こうと考えている人には、旅行のプランを検討する際の参考になるだろう。もちろんサイトのあちこちには黒部ダムやアルペンルートの写真が掲載されている。その雄大な景色を楽しみながら、北アルプスの豊かな自然に思いを馳せてみてはいかがだろうか。
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黒部ダムオフィシャルサイト
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便利マップ
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■URL
黒部ルート見学会(富山県)
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1400/kj00000094.html
黒部ルート見学会のご案内(関西電力)
http://www.kepco.co.jp/info/hokuriku/koubo/index.htm
黒部ダムオフィシャルサイト
http://www.kurobe-dam.com/
(2009/04/23)
碓氷 貫(うすい とおる)
地図に関することならインターネットの地図サイトから紙メディア、カーナビ、ハンディGPS、地球儀まで、どんなジャンルにも首を突っ込む無類の地図好きライター。地図とコンパスとGPSを片手に街や山を徘徊する日々を送る一方で、地図関連の最新情報の収集にも余念がない。
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