【サーバー製品】
「.NET」やSunOneにも対応する「Flash Remoting MX」などマクロメディア、“リッチインターネットアプリケーション”を目指す3製品■URL
マクロメディア株式会社は22日、「Macromedia ColdFusion MX for J2EE Application Server 日本語版(以下、MCMJ)」、「Macromedia Flash Remoting MX(以下、MFRM)」、「Macromedia Flash Communication Server MX(以下、MFCSM)」の3製品を11月1日より発売すると発表した。価格は、MCMJが39万6,000円から、MFRMが9万9,000円から、MFCSMが6万5,000円からとなっている。 マクロメディアでは、アニメーションなどの再生ソフトウェアとして90%以上のシェアを誇る「Flash Player」を有効活用するバックグラウンドとして、これまでColdFusionを提供してきたが、さらにユーザーの活用範囲を広げるために、今回J2EE環境に対応したMCMJと、マイクロソフトの「.NET」やサンのSunOneにも対応できるMFRMを発表した。これにより、今までColdFusionサーバー単体で提供されていたCFML(ColdFusion Markup Language)が、J2EEサーバーや.NETサーバー上でも利用可能になる。 MCMJは「Macromedia ColdFusion MX」のJ2EEサーバー対応版だ。IBM WebSphere Application ServerやMacromedia JRun向けに提供される。MFRMは、ColdFusion MXなどに含まれているFlash Remotingテクノロジーを一般のサーバー環境上でも使えるようにするもの。これにより、「.NET」やSunOne、オラクル等のアプリケーションサーバーの「Flash Player」との相互運用も可能になる。「.NET」環境では、Microsoft ASP.NETページやADO.NETオブジェクトに、Java環境ではJavaオブジェクトやJava Bean、Javaクラス、JMXなどにも対応している。 MFCSMは、8月2日よりオンラインのみで限定発売されていたが、今回は正規販売の開始となる。特徴は、映像、音声、データのそれぞれが別々のレイヤーを持っており、これによって、映像やデータを別々に処理できる点だ。これにより、デザイナーの選択肢は増えたという。 マクロメディアの常務取締役小俣修一氏は「これまでのFlashというと“アニメ再生プレイヤー”と思われているところがある。しかしこれからは、DBなどのバックグラウンドと連動することによって、リッチインターネットアプリケーションとして提供していきたい。企業は既存のDBを持っていることが多いので、これを有効活用すべくJ2EE対応版を発売した。これにより、Flashがプレイヤーとしてではなく“ネット画面そのもの”にしたいと考えている」と語った。
◎関連記事 (2002/10/22) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
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