【サーバー製品】
~今までできなかったXMLやiモードのトラフィック管理も可能に
F5ネットワークス、アプリケーション管理製品「BIG-IP」を発売開始
■URL
http://www.f5networks.co.jp/
|
F5ネットワークスジャパン 代表取締役社長Tim Goodwin氏
|
|
BIG-IP 5000
|
F5ネットワークスジャパン株式会社は31日、アプリケーショントラフィック管理製品「BIG-IP バージョン4.5(以下、BI4.5)」の発売を11月より開始すると発表した。価格は、375~799万円となっており、NTT-MEや東京エレクトロンなどのパートナーを通じて販売を行なう。
BI4.5は、アプリケーショントラフィック管理を行なうソフト。特徴としては、今バージョンから搭載した「UIE(Universal Inspection Engine)」や「iRules」などの独自技術によって、今まで識別しづらかったレイヤー7のXMLなどのプロトコルを詳細に識別することが可能になり、シンプルなシステム構成でアプリケーショントラフィック管理が可能になった点が挙げられる。
UIEは、TCP/IPヘッダーやペイロードの値を識別する機能で、これによりレイヤー7のインターネットトラフィック管理が容易になった。また、iRulesは、UIEが識別した値に基づいて、トラフィックの振り分けや接続維持、フィルタリング、ログの保存などを行なう機能だ。これらの機能が搭載されることにより、従来複雑なシステム構築を行なわなければならなかったSOAP/XML、PL SQL、ODBC、iモードなどのWebサービスやアプリケーションに対しても、容易にトラフィック管理ができるようになった。また、セキュリティー面においても、UIEとIDSなどを連携させることにより、UIEによる不明瞭なパケットの遮断や、IDSが警告を出したパケットやIPアドレスを即座にiRulesで遮断するなど、高度な連携によってより高いセキュリティーを確保できるメリットがあるという。
|
|
「BIG-IP」では、丸印がついていない部分もカバーする |
アプリケーショントラフィック管理のイメージ図 |
◎関連記事
■Webサービス対応の“アプリケーショントラフィック”管理製品
■F5 Networks、キャッシュサーバー市場に参入
■トラフィック分散システムの米F5 Networksが日本法人設立
(2002/10/31)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
|