【サービス】
~BBXの「BEX」とフュージョンの「FUSION IP-Phone」を組み合わせて提供
BBXとフュージョン、CATV事業者向けにIP電話プラットフォームを提供
■URL
http://www.bbx.co.jp/jp/press/html/p021118.html
http://www.0038.net/press/nw021118.html
株式会社ブロードバンド・エクスチェンジ(以下、BBX)とフュージョン・コミュニケーションズ株式会社は18日、IP電話事業に関して提携し、CATV事業者向け「IP電話プラットフォーム」を2003年春頃より提供すると発表した。当面の目標としてCATV14事業者、加入世帯数10万世帯を目指すという。
「IP電話プラットフォーム」は、BBXの大容量IPトラフィック交換サービス「ブロードバンド・エクスチェンジサービス(以下、BEX)」とフュージョンのIP電話サービス「FUSION IP-Phone」を組み合わせてIP電話プラットフォームとしてCATV事業者へ提供するもの。CATV事業者は「IP電話プラットフォーム」を導入することにより、自前でインフラ等の設備を用意する必要が無くなるため、比較的容易にIP電話サービスを自社ユーザーへ提供できるというメリットがある。
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「IP電話プラットフォーム」のサービスイメージ図 |
具体的には、BEXによって、CATVインターネット用のネットワークや課金システムが提供される。BEXでは既にブロードバンドに特化したレイヤー3(IPレイヤー)でのデータ交換を提供しており、且つ複数のISP事業者との接続も実現しているため、他の接続事業者と接続するための事前交渉などが不要になるという。また、「FUSION IP-Phone」では、加入者同士での通話料が無料になるほか、総務省から提供されるIP電話用電話番号「050」の取得も可能だ。その他の特徴としては、この「IP電話プラットフォーム」を利用した場合、加入しているCATVユーザー間の通話料が無料になるだけでなく、他のCATV事業者やISP利用者であっても「IP電話プラットフォーム」を利用していれば無料になる点がある。また、CATVコンボタイプモデムや外付けTAタイプモデムを利用することによって、一般の固定電話機からの利用が可能という点も特徴的だ。
BBXによると、「CATV事業者の中には、IP電話を提供したいと思いながらも、莫大な初期費用が発生するために躊躇しているケースが多い。このサービスでは、BEX導入費用以外は余り必要ないので、躊躇している事業者の後押しになると考えている」と語った。
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(2002/11/18)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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