【調査】
ネットレイティングス、ウェブ視聴行動から見た 2002年トレンドを発表
■URL
http://www.netratings.co.jp/press_releases/1216_10Trend_J_final.pdf
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ネットレイティングスのサイト
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ネットレイティングス株式会社は、「ウェブ視聴行動データで振り返る2002年」を発表した。ウェブ視聴行動にも、世相や流行の影響が強く現れている結果になった。
これは同社が毎月行なっている「インターネット利用動向調査」から、ウェブ視聴行動データを抽出し、ページビュー(以下PV)の前年比較や一時的にアクセスが集中したサイトなどを分析。そこから現われた傾向を“10大トレンド”としてまとめたものだ。。
“10大トレンド”のトピックスには、ネットワーク関連では「ADSL普及が進み、ブロードバンドユーザーが4割に」、「Google急上昇、キーワード検索はビジネスチャンス!」、「Eコマースは安心して買える書籍とAV(音楽・映画)ソフトが好調」などが登場している。数値を見ると、例えば「Google」は2001年4~9月期(以下2001年前期)の6億7,285万PVから2002年同期には21億6,304万PVと、221.5%の伸び率を記録した。またECサイトでは、「Amazon.co.jp」が2001年前期の9,389万PVから2002年同期は3億9,819万PV(伸び率324.1%)へ、「esbooks.co.jp」も821万PVから5,491万PV(伸び率568.4%)と、大幅に拡大している。
一方、W杯などリアルイベントや時事的な出来事と、ネットとの連動も強まった。W杯の公式サイト「fifaworldcup.yahoo.com」には、6月だけで300万人のユニークユーザーを得たという。また企業の倒産などで失業率が上昇するなか、「hellowork.go.jp」も、2001年前期の2,441万PVから2002年同期に1億3,551万PV(伸び率455.1%)という急上昇ぶりを見せている。
ネットレイティングスでは、「ブロードバンドの普及に伴い、ネットが日常生活に定着したことで、一般的な流行がそのままネット視聴に反映する時代になった。また視聴者にとってはニュースよりもW杯のようなメディアイベントのほうが、ネット視聴に影響を与えているようだ」と分析している。
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(2002/12/16)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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