【業界動向】
米Inktomiの日本法人「インクトゥミ・ジャパン」が営業活動を終了
■URL
http://www.inktomi.jp/ (すでにアクセスできず)
サーチエンジンなどの開発で知られる米Inktomi社の日本法人「インクトゥミ・ジャパン株式会社」が、2002年12月31日をもって営業活動を停止していたことが明らかになった。すでに日本法人のサイトはアクセスできなくなっている。
Inktomiのサーチエンジンは、米国においてYahoo!やHotBotなどの大手ポータルサイトで利用されるなど高い評価を得ていた。また「Inktomi Traffic Server」といったキャッシュ製品の開発でも知られている。しかし、1990年代末より顧客となるポータルサイトは、Googleなど競合のサーチエンジンへの移行を進めており、Inktomiは2000年代に入り徐々にシェアを下げていた。2002年12月には企業向けのサーチビジネスを米Verityに売却、さらに同月、Yahoo!による買収に合意している。
日本法人であるインクトゥミ・ジャパンは、Inktomi社の100%子会社として1999年5月に設立。2002年5月にはデジタルガレージらと提携し、企業向けポータル構築ソリューションなどの販売を開始していた。デジタルガレージでは、すでにInktomiの企業向けのサーチビジネスを取得しているVerityとの協議を進めており、引続き日本市場において共同パートナーとして事業を展開していくことを確認しているとのこと。
◎関連記事
■米Yahoo!が検索エンジンのInktomiを買収へ
■「Inktomiはインターネットインフラを独占したい」~Inktomi社が日本法人設立
(2003/1/7)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]
|