【セキュリティ】
米Matrix NetSystemsがDNSへの攻撃を察知する監視サービスを開始
■URL
http://www.matrixnetsystems.com/company/news/releases/2003-03-18.jsp
インターネットのネットワーク状況監視業務を行なっている米Matrix NetSystemsは18日、DNSサーバーやDNSルートサーバーへの攻撃を事前に察知するためのサービス「DNS Monitoring Service」を開始したと発表した。
2002年10月21日に世界中のインターネットにとって最も重要な13のDNSルートサーバーがDoS攻撃を受けたことは記憶に新しいが、このルートサーバーのうち2つを管理するVeriSignの協力と要請により、この新サービスが実現したという。
Matrix NetSystemsは、全世界にネットワークのパフォーマンスを監視するための「ビーコン」(信号標識)を設置しており、そのビーコンへのメッセージの送受信にかかる時間を測定することによって、インターネット全体のパフォーマンスを測定している。この手法を応用して、DNSサーバーのレスポンスタイムとリーチャビリティーを絶えず確認し、DNSが攻撃を受けているかどうかを即座に顧客に通知するようにしたのが今回のサービスだ。
Matrix NetSystemsでは、最低でも2つのDNSサーバーを運用して重要なデータやサービスを提供している大企業や政府機関などにこのサービスを売り込みたい考えだ。
◎関連記事
■DNSルートサーバーに分散サービス拒否攻撃
■DNSルートサーバーへのクエリーの98%は無意味
■DNSのルートサーバーが日本にも置かれる
(2003/3/20)
[Reported by 青木大我 (taiga@scientist.com)]
|