【業界動向】
エッジ、系列会社でビットキャッシュを子会社化し、決済サービスに参入
■URL
http://www.edge.co.jp/img/investor/bitcat/bitcat.pdf (エッジのリリース)
http://www.bitcash.co.jp/corporate/news-release/030401.html (ビットキャッシュのリリース)
エッジ(旧オン・ザ・エッヂ)の100%子会社である株式会社キャピタリスタは、ビットキャッシュ株式会社の株式を取得、子会社化したことを発表した。エッジグループはこれによって決済サービスへの参入を図る。
エッジグループは、キャピタリスタを通じてインターネット上における金融サービスを展開。これまでに外国為替保証金取引「livedoorFX」や、オンラインバンキング支店「イーバンク銀行ライブドア・ブランチ」などを提供している。一方のビットキャッシュは、1997年よりプリペイド型の小額決済サービス「BitCash」を運営。クレジットカードや会員登録などを必要とせずにオンライン決済ができるサービスを行なってきた。
今回キャピタリスタは、ビットキャッシュの全株式の68.8%にあたる4,560株を1,368万円で取得。ビットキャッシュは今後同社の子会社としてサービスを展開する。キャピタリスタによれば、「こうしたオンライン決済を行なう企業は他にもあるが、規模や今後の成長を踏まえて、エッジグループのなかでのシナジーを最も生かせる」と判断したことから、子会社化に至ったとしている。
エッジでは、今後グループ内で提供するサービスやECサイトなどのオンライン決済手段として、ビットキャッシュを導入していく。また決済サービスをASPなどの形で他社へ提供することも計画しているという。なおビットキャッシュは2002年3月期の時点で当期利益は6,000万円の赤字だが、今回の子会社化によって、システム開発費やネットワークコストなどが削減でき、経営状態を改善できる見込みとしている。
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(2003/4/1)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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