【業界動向】
米SONICblueのReplayTV・Rio部門、D&Mホールディングが落札
■URL
http://www.dm-holdings.co.jp/jp/20030416.html
株式会社ディーアンドエムホールディングス(以下D&M)は、米SONICBlueのデジタルビデオレコーダー(ReplayTV)およびMP3(Rio)部門(以下ReplayTV・Rio部門)を、3,620万ドル(約44億円)で落札したと発表した。
D&Mはオーディオメーカーの日本マランツとデノンの経営統合により、2002年5月に設立された共同持株会社。SONICBlueは3月に破産申請を行なったが、この際、D&MにReplayTV・Rio部門を4,000万ドルで売却することを表明していた。しかし米連邦破産裁判所の定めた期日までに最終合意に至らなかったため、4月15日にカリフォルニア州サンノゼで競売が行なわれ、結果としてにD&Mが落札した形となる。
D&Mはこの落札にともない、米国の子会社D&M Holdings U.S.にデジタル開発部門の子会社Digital Networks North Americaを新設し、ReplayTV・Rio部門をここに統合。エンターテインメント用デジタル家電市場に向けた戦略推進や技術開発を行なっていく。なおReplayTV・Rio部門の在庫や売掛金、知的財産、負債などはD&Mがそのまま引き継ぐ形で、そのなかにはReplayTVの全顧客を含む一部契約関係も含まれているという。なおReplayTV・Rio製品の開発製造・販売は今後も続けていくとしている。
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(2003/4/16)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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