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【新製品】

プロケット、“ルーターのカリスマ”によるギガビットルーター「PRO/8000」

■URL
http://www.procket.co.jp/news_release_4.25.03.shtml

上位機種の「PRO/8812」
 プロケット・ネットワークス・ジャパン株式会社(以下プロケット)は、ギガビットルーター「PRO/8000」シリーズを発表した。高い信頼性と可用性が特徴という。

 同社は米Procket NetworksとNTTPCコミュニケーションズ、ネットワンシステムズ、東京エレクトロンの合弁会社として2002年11月に設立。米Procket Networksは1999年にTony Li博士らによって設立された企業。このLi博士はCisco SystemsやJuniper Networksなどでルーターソフトの開発を担当した人物として知られ、現在でも多くのルーターで同氏開発のソフトウェアが導入されているという、いわばルーターソフトウェア界のカリスマ的な人物だ。これまで約3年間をルーター開発に費やしてきたが、4月9日に「PRO/8000」を米国で発表。今回日本でもこの製品を販売開始する形となった。

 「PRO/8000」は、1チップで40Gbpsの伝送性能を実現する独自開発のVLSI(大規模集積回路)である「PRO/Silicon」を搭載。米社の製品マーケティングディレクターであるBruce Van Nice氏は、「PRO/Silicon」について「競合製品と比較して4倍高速で、かつパケットあたりのコストは最も低い」と説明。またフルプログラマブルのため、どんなサービスやプロトコルにも対応できるのが特徴としている。

 加えて、モジュラー構造で自己管理型のネットワーク・ソフトウェア「PRO/1Modular Service Environment」を搭載。Nice氏によれば、「ネットワーク機器のソフトウェアの多くは、世界のホストが2,000台以下だった1980年代中頃に作られたものをベースにしている」ため、現在の1億6,000万台以上のホストが存在する状況には対応しきれていないという。Procketでは、インターネットが大きくかつ複雑になった現状に対応して、新たなソフトウェアを開発。加えて自己管理機能を加えたことで、ネットワークオペレーションが容易に行なえるようになったという。

 また価格や電力、サイズを大きく抑えた点も特徴で、上位機種の「PRO/8812」を競合機種であるCisco Systemsの「Cisco GSR 12416」と比べた場合、価格で80%、サイズで50%、消費電力で67%のコストダウンを実現しているという。

 今回発表したのは、最高80Gbpsの転送性能を持つエントリーモデル「PRO/8801」(出荷開始済み)と、960Gbpsの転送性能を持つ上位機種の「PRO/8812」(出荷は6月を予定)の2機種。いずれも通信キャリアやデータセンター、ISP、電子政府などに向けた展開を想定している。価格は「PRO/8801」が6,400万円~、「PRO/8812」が9,700万円~で、NTTPCコミュニケーションズ、ネットワンシステムズ、東京エレクトロンの3社が販社として販売していく予定だ。

米ProcketのBruce Van Nice氏

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(2003/4/25)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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