【P2P/セキュリティ】
KaZaAのアンチウイルス機能を使用するようユーザーに呼びかけ
■URL
http://www.kazaa.com/us/picks/bullguard_lite.htm(英文)
P2Pファイル交換ソフトKaZaAの配布元であるSharman Networksは15日、現在配布されているKaZaA Media Desktopに搭載されており、無料で利用できるアンチウイルス機能を使用するよう利用者に強く呼びかけている。現在KaZaAを通してコンピュータウイルス「Fizzer」が感染を広げているためで、アンチウイルス機能を使用することでウイルスの感染を食い止められるとしている。
KaZaAにはアンチウイルスソフト「BullGuard Lite」が無料で標準搭載されており、簡単な手順で使用できる。まずメニューバー「Tool」から「Option」を選択し、「Traffic」タブを選択。次に「Disable scanning of shared files for viruses」の隣にあるチェックボックスをオフにすることでアンチウイルス機能が利用できる。これによりKaZaAは最新の定義ファイルを更新するようになり、KaZaAを通して交換されるファイルにウイルスが潜んでいないかファイルスキャンが行なわれる。
なお、このアンチウイルス機能はあくまでKaZaAのP2P環境にのみ有効。国内で感染報告のあるウイルス「FIZZER」はメールやインスタントメッセージも感染経路とするため、FIZZERの感染を防ぐためには別途アンチウイルスソフトが必要となるので、注意が必要だ。
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(2003/5/19)
[Reported by 青木大我 (taiga@scientist.com)]
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