【回線/規格】
最大240Mbpsを実現する「HomePNA3.0」が策定。今年後半に製品出荷へ
■URL
http://www.homepna.org/news/presssr.asp?ReleaseId=18 (英文)
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HomePNA3.0のリリースページ |
電話線を用いた家庭内ネットワークの標準化団体「Home Phoneline Networking Alliance(HomePNA)」は、通信規格「HomePNA3.0」の策定を発表した。前バージョンの2.0に比べて大幅に高速化している。
「HomePNA3.0」では、データ転送速度が128Mbpsと、10Mbpsだった2.0に比べて10倍以上の高速化を実現。さらにオプションで、最大240Mbpsまでの高速化が可能という。2.0から実装したQoS(通信品質保証)をより強化し、マルチメディアコンテンツの遅延のない伝送を実現したほか、2.0との完全な互換性にも対応した。これら機能によって、電話での会話を妨げずに、複数のPCでのメールチェックやビデオ閲覧などが快適に利用できるとしている。
団体によれば、PCやLANカードなどの周辺機器、情報家電、ホームシアター機器などの用途を想定した「HomePNA3.0」対応チップ製品が開発中で、2003年後半に出荷が開始される予定だ。
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(2003/6/6)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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