【実験】
NTT Comなど4社、世界初の広域iSCSIストレージ検証実験
■URL
http://www.ntt.com/release/2003NEWS/0006/0610.html
http://www.ibm.com/news/jp/2003/06/06101.html
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/news/pr/2003034.html
http://www.prostorage.co.jp/
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広域ストレージネットワーク検証実験の概略図 |
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下NTT Com)、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下日本IBM)、シスコシステムズ株式会社(以下シスコ)、プロストレージ株式会社の4社は、IPネットワークとiSCSIストレージを組み合せた、広域ストレージネットワークの検証実験を、6月中旬より東京・名古屋間で開始する。遠隔地間のiSCSIストレージ検証実験は世界初だという。
広域ストレージネットワークとは、各地に分散したストレージをIPネットワークで結ぶことにより、遠隔地からのデータ共有やバックアップなどを可能とするもの。今回の実験では、SCSIコマンドをIPネットワークで送受信するためのプロトコル「iSCSI」を使用して、東京と名古屋にあるストレージを1Gbps以上の広域ネットワークで結ぶ予定だ。
具体的には、NTT Comの長距離・超広帯域ネットワーク上で、シスコのiSCSI対応ストレージ・ネットワーク・スイッチと、日本IBMのストレージを組み合わせて検証実験を行い、プロストレージは実験の技術的なサポートを行なうという。
今回の実験で検証するのは、ハードウェアやソフトウェア、ネットワークの接続検証および、広域ストレージネットワークの基本性能試験。帯域や遅延がストレージ性能に与える影響を調べるという。さらに、ネットワーク上のストレージ資源の提供・管理についての実証実験も行なう予定だ。
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(2003/6/10)
[Reported by 釜谷 建]
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