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「明日から違法ファイル交換ユーザーの証拠集めを開始する」

RIAA、違法ファイル共有の個人を対象にした訴訟活動を開始

■URL
http://www.riaa.com/news/newsletter/062503.asp(英文)

RIAAのリリース
 Recording Industry Association of America(全米レコード協会、以下RIAA)は25日、26日(米国時間)をもって“相当量”の音楽著作物をP2Pネットワーク上で違法に共有しているPCユーザー個人に対して、訴訟を準備するための証拠集めを開始すると発表した。最終的には数千人に対して訴訟が起こされる予定だ。

 RIAAはこれまでにも、大学内で違法なファイル交換を行っていた学生に対して多額の賠償金を請求する訴訟などを起こしてきたが、対象となった人数は数人にとどまっていた。今回は個人を対象とするものとしては過去に例がない、最大級の規模となりそうだ。

 これについてRIAA代表のCary Sherman氏は、「法律は明確であり、大量の音楽をオンラインで共有している人に対するメッセージは同じぐらい明確だ。この行動は違法であり、この行動に関わるあなたは匿名ではなく、それは現実の結果をもたらすのだ」と強く警告している。

 RIAAによれば、この証拠集めのためには特殊なソフトウェアを用いるという。このソフトウェアはP2Pネットワークに公開されているディレクトリをスキャンし、公開されているすべてのファイルをリスト化する。リストから音楽著作物のファイルが確認された場合、ソフトウェアは該当するファイルのいくつかをダウンロードし、日時とともに記録する。

 ソフトウェアで収集した情報をもとに、RIAAはそのファイルを公開していたユーザーが利用するISPに連絡。違法に音楽を配信するために利用されていたアカウントを保有する人物の氏名と住所を要求する召還礼状を、ISPに対して提出する。米国ではデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づき、ISPは著作権侵害が行われていると信ずるに足る十分な証拠がある場合には、著作権者に対してその情報を提供しなければならず、ほとんどすべてのISPが利用者規約の中でこのことを会員に通知している。

 RIAAはこうして収集した情報をもとに数千の訴訟を起こす計画で、その第一弾となる訴訟は、早ければ8月半ばに起こされる予定だ。

 RIAAではこれまで、音楽業界が合法的に音楽をオンラインで入手する方法を多数提供してきたと共に、ファイル交換による音楽配信行為が違法であるとの啓もう活動を十分に続けてきたと指摘。さらに、P2Pネットワークに対して下された過去のさまざまな判決の中でも、他人の著作物を許可なくダウンロードすることは違法であることはすべての判決で認められていると強調している。

 この発表にはシャキーラやミッシー・エリオット、ピーター・ガブリエルなど38人の著名アーティストがRIAAの行動を全面的に支持するコメントを発表した。また複数の音楽、テレビ、ラジオ業界団体もこの行動に賛同を表した。

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(2003/6/26)

[Reported by 青木大我 (taiga@scientist.com)]

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