【ハードウェア】
ISS、IPv6に対応した同社初のIDSアプライアンス製品「Proventia」シリーズ
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http://www.isskk.co.jp/company/press_office/press03/proventia_063003.html
インターネット セキュリティ システムズ株式会社(以下、ISS)は30日、不正侵入検知・防御(IDS)アプライアンス「Proventia」シリーズを発表し、第1弾として「Proventia Aシリーズ」を7月1日より販売開始する。価格は、155~830万円。
Proventiaシリーズは、同社初のIDSアプライアンス製品。ISSは、従来よりIDSソフトウェア「RealSecure」を提供していたが、Proventiaシリーズでは自社ブランドのアプライアンスに「RealSecure」を搭載しての提供となる。自社でアプライアンスを提供することにより、「提供できるサービスの幅が、より広がる(同社)」とのこと。
Proventia Aシリーズの特徴は、RealSecureのベースにした7階層・95種類のプロトコル分析に基づき、1,700以上のシグニチャで攻撃を防御する機能や、ギガビットネットワーク、2セグメント(全二重化)と4セグメント(半二重化)、IPv6に対応した点が挙げられる。
ISSでは、「Proventia」シリーズの第1弾として「Proventia Aシリーズ」を7月1日に発売するが、今後は機能拡張した「Proventia インライン シリーズ(仮称)」や「Proventia マルチファンクション シリーズ(仮称)」を年内に発表し、Proventiaシリーズを順次拡充させていく予定だ。
ISSによると、「今までソフトウェアをアプライアンスベンダーにOEM提供していたが、Proventiaシリーズより、アプライアンスも自社ブランドで提供していく。アプライアンスも自社で提供することにより、より詳細な攻撃防御が行なえる。今後は、Proventiaシリーズに対応した、さらに監視範囲などを広げた不正侵入監視サービスも提供していきたい。また、RealSecureのOEM提供は今後も継続していく」とのこと。
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(2003/6/30)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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