【EC】
Amazon.co.jp、商品情報を他サイトで利用できる「Amazon Webサービス」を開始
■URL
http://www.amazon.co.jp/webservices/
アマゾンジャパン株式会社(以下、アマゾン)は、WebサイトにAmazon.co.jpのコンテンツを組み込める「Amazon Webサービス」の提供を開始した。サイトを運営していれば無料で利用できる。
Amazon Webサービスは、XMLを用いたアプリケーションで、Amazon.co.jpのサイトの機能やコンテンツを第3者がWebサイトに組み込み、活用することができるもの。Web開発者は、無料のデベロッパーキットをダウンロードし、Amazon.co.jpの商品情報を、自社のサイトに合ったスタイルにカスタマイズして利用できる。商品の購入や発送はAmazon.co.jpで担当する。
またAmazon Webサービスは、同社のアソシエイト・プログラムと連動している。このプログラムは、Webサイトに設定したAmazon.co.jpへのリンクを経由して商品購入が成立した場合、そのサイトのオーナーに紹介料を支払う、アフィリエイト的なもの。Webサービスと同プログラムの連動で、Webサービス利用サイトから商品が購入された際に紹介料が得られる形だ。紹介料は販売した商品数によって、販売金額の2.4%~3.9%となる。
すでにWebサービスを利用しているサイトとしては、「ファミ通.com」、「NAVER」、「Hon-Cafe」などがあるという。
Webサービスの利用はデベロッパーキット(SDK)をダウンロードしたうえで、デベロッパー・トークン(サイトID的な役割を提供)に登録する。以後はSDKを用いて自分で開発を行ない、サイトを公開する。なおアマゾンではWebサービスの利用に際して、SOAP、XML、XSLT、HTML、Perlなどのプログラム言語の実用知識、CGIスクリプトに関する知識、およびデータ転送を十分に行なえるだけのネットワーク帯域が必要としている。
なおこのサービスは米国では2002年7月より開始している。次いで英国でも開始され、Amazon.comおよびAmazon.co.ukでは、これまでに3万件以上のSDKがダウンロードされているという。今回日本での開始に加えて、ドイツ版のAmazon.deでもWebサービスを開始している。
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(2003/7/9)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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