【サービス】
NTT東西、地域IP網内で同報通信を実現するサービスの試験提供を開始
■URL
http://www.ntt-east.co.jp/release/0307/030711.html
http://www.ntt-west.co.jp/news/0307/030711.html
NTT東日本とNTT西日本は11日、地域IP網内における「同報通信サービス」の試験提供を7月31日より開始すると発表した。
同報通信サービスは、地域IP網を利用して、ユーザー企業のサーバーから同一県内の複数のフレッツアクセス利用ユーザーに対して、同報配信を実現するサービス。NTTでは、以前よりフレッツユーザーにコンテンツを配信する「フレッツ・オンデマンド」などを提供しているが、フレッツ・オンデマンドが“1対1”の通信をしているのに対して、同報通信サービスは“1対複数”を実現している。
“1対複数”の通信を行なえるため、ストリーミングコンテンツなどを配信する際に、より効率的にフレッツユーザーへの配信が可能になるという。NTTでは、ISPのように同一コンテンツを同時に不特定多数のユーザーへ配信する必要のあるベンダーを対象に提供する。今回の試験で募集するユーザー数も、NTT東が2ユーザー、NTT西日本が1ユーザーに限定する。
提供エリアは、NTT東が東京エリア、NTT西が大阪エリアとなり、サービス期間は7月31日から1年間の予定。提供料金は、配信サーバーから地域IP網への接続回線として1Gbpsのギガビットイーサを利用し、月額200万円となる。
NTT東によると「“1対複数”の配信を行なえる本サービスでは、ライブのストリーミング配信などで大きなメリットがあるはずだ。1年間の試験期間中に帯域の混雑度など、さまざまなデータを収集したい」としている。
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「同報通信サービス」のサービスイメージ |
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(2003/7/11)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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