「Firefox 20」正式版公開、プライベートブラウジング機能を強化

　Mozillaは2日、ウェブブラウザー「Firefox」の最新版となるバージョン「20.0」を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がMozillaのサイトからダウンロードでき、Android版はGoogle Playからダウンロードできる。

　PC版のFirefox 20では、プライベートブラウジング機能を改善。これまでは開いているウィンドウをいったん閉じてプライベートブラウジングモードに切り替える必要があったが、新しいFirefoxでは既存のウィンドウはそのままの状態で、新規のウィンドウでプライベートブラウジングを開始できるようになった。

　また、ダウンロードマネージャーも刷新され、ツールバーに組み込まれる形となり、ダウンロードの進捗やダウンロードしたファイルを別ウィンドウに切り替えずに確認できるようになった。

Firefox 20

　Android版のFirefox 20では、従来サポートしていなかったプライベートブラウジング機能が追加。タブ単位でプライベートブラウジングが利用でき、通常のタブとプライベートタブを切り替えることができる。

　このほかAndroid版では、ホーム画面に表示されるページのカスタマイズ機能が追加。また、ARMv6プロセッサー搭載デバイスの対応機種を拡大した。

　ウェブ開発者向けの機能としては、JavaScriptからのカメラやマイクへのアクセスを容易にするWebRTCのgetUserMediaをサポート。Canvasのブレンドモードもサポートした。