大日本印刷、発刊後も毎日情報を更新する新しいデジタル雑誌の実証実験

　大日本印刷株式会社は、新しい形のデジタル雑誌の効果的な見せ方や広告効果などを検証するための実証実験として、発刊後も毎日情報を更新する機能などを付加したデジタル雑誌「HEAPS（ヒープス）」を5月下旬に創刊する。

「HEAPS」男性版 表紙

「HEAPS」女性版 表紙

　実験では、iPadおよびiPad miniを配信対象の端末として、HEAPSのアプリをApp Storeで配信。創刊号から6号の発行までの約3カ月間、デジタル雑誌ならではの特長を活かした見せ方や、音声や動画などのリッチコンテンツを活用した制作手法、配信の仕組みなどについて検証していく。

　HEAPSは、総合誌として男性誌と女性誌を1つのアプリで提供。隔週で発行する特集記事をメインテーマとして、表紙画像や特集関連情報、コラムなどの毎日更新するコンテンツを組み合わせ、次号の発行日まで新しい情報によって読者の興味を引き続けるデジタル雑誌ならではの仕組みを提供する。

　また、映像や音声を活用した広告効果の高い表現や、広告効果測定手法の開発を行い、記事と連動した広告の閲覧率などについても検証する予定。創刊準備号、創刊号から6号までは無料で提供する。創刊に先駆けて、5月10日にHEAPSのウェブサイトを立ち上げ、創刊号の記事の一部やコンセプト映像が閲覧できる創刊準備号を配信する。