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有斐閣の「判例百選シリーズ」、文字サイズや段組が変更できるEPUB版
(2014/4/15 12:45)
株式会社有斐閣は、判例学習教材として定評のある判例百選シリーズなどのEPUB版電子書籍を順次発売すると発表した。価格は書籍によって異なるが、4月14日から販売開始した「民事訴訟法判例百選〔第4版〕」は2800円(税別)。
有斐閣では、PDF版をすでに配信しているが、PDF版が固定レイアウトであるのに対して、EPUB版はリフロー表示のため、文字サイズや段組、背景色などの変更が可能。端末の画面の大きさや自分の好みに合った表示で読むことができる。
機能面では、全文検索機能、ブックマーク機能のほか、マーキング機能やコメント機能を備える。また、本文中の選択した語句で本文やWeb上を検索したり、連携辞書を参照して調べることも可能だ。
EPUB版は、PDF版電子書籍とは一部異なるラインナップでの配信となるが、「民事訴訟法判例百選〔第4版〕」を4月14日より発売。以降、4月から5月にかけて、判例百選シリーズでは「憲法判例百選I〔第6版〕」、「憲法判例百選II〔第6版〕」、「【合本】憲法判例百選I・II〔第6版〕」、「会社法判例百選〔第2版〕」、「刑事訴訟法判例百選〔第9版〕」などを順次配信する。このうち、憲法の【合本】は、電子書籍だけの提供となる。
そのほか、六法を読み解くガイド「条文の読み方」、社会科学における実証的な分析方法を噛み砕いて解説する「原因を推論する」、中小企業論のテキスト「21世紀中小企業論〔第3版〕」などの書籍もEPUB版で配信予定となっている。