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子ども向けを装った暴力・猥褻動画「エルサゲート」が社会問題化。日本での取り組みは?

 アニメのキャラクターなどを起用し、子どもたちに精神的ショックを与えることを目的としてYouTubeなど動画共有サイトに投稿される暴力・猥褻動画が世界中で社会問題化している。

 これらは「エルサゲート(Elsagate)」と呼ばれ、子どもが興味をもつよう著名なアニメのキャラクターなどを起用し、暴力的または猥褻性の高い動画コンテンツを動画共有サイトに投稿する手口。大人から見ると非公式なコンテンツであることは一目瞭然だが、子どもにとっては区別がつかないことから、検索もしくは関連動画を経由してこれらのコンテンツを視聴して精神的なショックを受けるという、小さな子どもを持つ親にとっては看過できない状況になっている。YouTubeもチャンネル単位でブロックするなど対策は行っているものの、いたちごっこの状況が続いている。最近は「アナと雪の女王」「スパイダーマン」など海外キャラに加えて国産キャラを起用した動画の報告例も増えつつあり、ユーザーの側も自衛が必要な段階になりつつある。当面、この「エルサゲート」なる単語にまつわる報道を注視しておいたほうがよさそうだ。