やじうまWatch

■ ぼかし前の画像を保持？　ストリートビュー新疑惑
　高木浩光さんが自身のWeb日記で、Googleストリートビューの「元画像」の保存の有無を問題にしている。ストリートビューでは、プライバシーに関わる顔や表札などをぼかした上で画像を公開している。東京都の審議会で日本法人のグーグルは、ぼかす前の画像を保存していないと回答したようだが、高木さんは「本当は保存しているのではないか」と指摘する。「スラッシュドット」では、別の切り口から疑問を呈している。オランダで、Googleストリートビューの画像を元に、強盗犯がつかまるという出来事があった。強盗事件が発生する直前の様子をとらえた画像が、ストリートビューに公開されているのがわかり、オランダの警察がGoogleに連絡を取って、顔にぼかしなしの画像を手に入れたというもの。「強盗事件解決にも役立つストリートビュー」というわけだが、これはつまり顔が鮮明に写った画像は消されず、Googleの社内で保存されているというわけだ。日本でだけは特別に消している、そんな運用をGoogleはしているんだろうか？

■ iPhoneで、産業用ロボットをモニターしながら制御する
　小型の産業用ロボットをiPhoneと結び付けて制御する、とてもかっこのいい映像がニコニコ動画に投稿されていた。iPhoneに自作のアプリがインストールされていて、Ethernet経由でデンソー製の「6軸VS型ロボット」の動作を制御するというものだ。iPhoneの画面には、ロボットが動く様子が3D映像でリアルタイムに表示される。iPhone向けの多くのアプリ同様に、画面にタッチすることで視点を変えたり、ズームも可能だ。これだけでも十分かっこいいが、さらに、iPhoneの画面をタッチしたとおりに、ロボットのアームが動くような仕掛けもある。映像の後半には、ロボットが筆ペンを持って、iPhoneでの操作通りに高速で丸を描く様子がある。iPhoneの画面をなでるとおりに、必死に動こうとしているロボットがけなげにも見える。