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【 2009/06/11 】
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結べる光ファイバやセミの産卵対策用ドロップケーブルなど展示


 「第6回ファイバーオプティクス EXPO」では、FTTH/FTTPにかかわる製品が出展される「FTTH/FTTPゾーン」において、折り曲げが可能な光ファイバや、セミの産卵対策用の光ドロップケーブルなどが展示されている。


NTTエレクトロニクス、「折り」「曲げ」「結び」が可能な光ファイバ

「折り」「曲げ」「結び」が可能な「曲げフリー光コード」

「曲げフリー光コード」の概要
 NTTエレクトロニクスは、曲げたり結ぶことができる光ファイバコード「曲げフリー光コード」を出展している。

 曲げフリー光コードは、束ねたり90度に曲げても光損失が発生しないことが特徴。高屈折率ガラスによる「コア部」の周辺に穴を開けた「空孔アシストファイバ」を心線に採用したことで、光信号を閉じ込める効果が向上。これにより、光ファイバを曲げたり束ねても光を通すことができる。

 従来の光ファイバは、配線工事の際に光ファイバを曲げてしまったり、宅内でユーザーが光ファイバを踏みつけてしまったりすることで、光損失が起こっていた。説明員によれば、「一般家庭に導入される光コードとしてもDIY感覚で手軽に扱えるため、FTTHの普及につながるのでは」としている。

 NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は、光ファイバをカールさせることで伸縮自在にした光カールコード「@くる」を展示。光損失を発生させずに、2倍程度ケーブルを伸ばせる。この伸縮機能により、宅内の光配線が容易になるほか、繰り返し使えることから機械可動部や計測機器の接続コードとしても使えるとしている。

 なお、「@くる」は日立電線がNTT-ATにOEM提供しているものだ。その日立電線のブースでは、@くるの心線であるホーリーファイバを展示。あわせて従来の光ファイバとホーリーファイバを折り曲げて光損失を算出するデモを行なっており、ホーリーファイバに光損失が見られないことをアピールしていた。


約2倍伸びる光カールコード「@くる」 「@くる」の心線で、折り曲げ可能な「ホーリーファイバ」

フジクラ、セミの産卵対策用の光ファイバケーブル「セミつよ」

 宅内の敷設に適したケーブルとしては、フジクラも「マゲつよ」を展示していた。光ファイバケーブル布設中にファイバがねじれたりしても、ファイバに曲げ癖などの異常が生じない。

 さらに、夏の風物詩であるセミの産卵管による光ファイバの断線を防ぐドロップケーブル「セミつよ」というユニークな製品を出展。説明員によれば、夏になるとクマゼミがドロップケーブルに産卵管を差し込んで産卵することがあるという。産卵管が光ファイバの心線に突き刺さってしまうと、光ファイバが断線する可能性がある。

 セミつよは、光ファイバの中に空隙および介在物を同梱したもの。これにより、セミの産卵管が光ファイバに当たっても、心線に突き刺さる確率が低下するとしている。同製品は既に製品化されており、主に被害が発生している西日本で採用されているという。


セミの産卵対策用ドロップケーブル「セミつよ」の概要 中央の線が光ファイバ。この中に空隙および介在物が同梱されている

松下電工、壁からスマートに光ファイバ回線を取り出せる「光コンセント」

 松下電工のブースでは、室内に光ファイバ回線を取り出すための「光コンセント」を展示。同製品は、ボタンを押すと光ファイバの差し込み口がポップアップで現われるというものだ。コネクタ差し込み口が下向きに設置されているため、コードを引っかける恐れが少ないという。

 同社は光コンセントの利用例として、新築住宅における光ファイバの配線システムも出品。新築時にあらかじめ光ファイバケーブルを室外から光コンセントにつながるように設計するというものだ。説明員によれば、「光ケーブルの余長が不要になり、スマートにFTTH回線を取り出せる」としている。また、既存の住宅に対する配線システムとしては、電話の配管設備を利用して壁の内側に光ファイバを配線する光コンセントを出展している。


新築住宅における光ファイバ配線システム 光コンセント。右は電話の配管設備を利用して、壁の内側に光ファイバを配線する

関連情報

URL
  第6回ファイバーオプティクス EXPO
  http://www.foe.jp/

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( 増田 覚 )
2006/01/18 19:29

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