ビジネスに役立つAndroidアプリ

熱中症の危険を知らせる「熱中症アラート: お天気ナビゲータ」

アプリ名熱中症アラート: お天気ナビゲータ(Ver.4.1)
こんなときに熱中症にならないよう早めに気を配りたい!
対応OSAndroid OS 2.1以上
価格無料
配布日本気象株式会社
URLhttps://play.google.com/store/apps/details?id=com.jmc.android.heatstrokealert

今いる場所の熱中症の危険度を通知

 関東では平年より15日も早く梅雨が開け、今年もいよいよ夏本番の季節を迎えた。仕事ではスーツを着込んでの外回りが非常に厳しい季節である。

 この時期、怖いのが熱中症だ。高温環境下にいることで体内の調整機能が崩れ、筋肉のこむらがえりや立ちくらみをはじめとして、めまい、失神、頭痛、気分の不快感、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感などを起こすが、重度の場合は意識障害や痙攣、運動障害を発症し、最悪の場合は死に至ることもあるという。

 外に出ないからと安心してはいられない。高温環境下であれば、室内でも発症するのが熱中症なのである。「熱中症に気をつけて」と呼びかけられても、具体的にどう行動すべきか分からず、結局いつも通りに過ごしてしまうという方は多いはずだ。そこで、まずは熱中症になりやすい状況下にいる、という事実を認識するところからはじめてみてはいかがだろうか。

熱中症アラート: お天気ナビゲータ

 今回ご紹介する「熱中症アラート: お天気ナビゲータ」は、気温・湿度・気象条件によって求められた熱中症指数から、熱中症の危険を知らせてくれるアプリだ。アラートは、任意の地域、または今いる場所のいずれかが選択でき、危険度が指定した通知レベルに達すると、通知バーのほか、通知音、ポップアップ、バイブ、LEDなどで通知してくれる。

 起動して詳細画面を開くと、「てなびん」というキャラクターが現れ、危険度に応じた呼びかけを行うほか、気温、湿度、熱中症指数が数字でわかり、熱中症指数は過去24時間分をグラフでも確認できる。通知時間や更新間隔の指定も可能なので、自分が活動する時間帯を指定しておくといいだろう。ウィジェットも用意されており、アイコンを見ただけで危険レベルが認識できる。

 もう少し具体的な対策情報が表示されるとさらにうれしいが、状況が手軽に把握できるのはありがたい。危険域に入ったことを知ったら、こまめに水分や塩分を補給し、外出時には、帽子をかぶる、日傘をさす、日陰を歩く、体温調節のしやすい格好をする、水分の携帯をわすれないといった行動を心がけるといいだろう。室内でも、レースのカーテンやすだれを活用することで、直射日光を防ぎ、室温の上昇を抑えることが可能だ。

ポップアップ通知例
メニューキーで「設定」などのメニューを表示
設定画面。地域や通知レベル、通知方法などが指定できる
更新間隔設定画面
通知レベル設定画面
吹き出しをタップすると、お天気ナビゲータのWebページを表示する
ウィジェットも用意されている

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。