ビジネスに役立つAndroidアプリ

アプリを切り替えずにメモが書ける「見ながらメモ」

アプリ名見ながらメモ(Ver.7.3.2)
こんなときに画面を見ながらメモを書きたい
対応OSAndroid OS 2.2以上
価格無料
配布fkm
URLhttps://play.google.com/store/apps/details?id=jp.fkmsoft.theminimemo

アプリの上にウィンドウを重ねて書ける

 スマートフォンやタブレットでは、メールやWebページ、本や雑誌など、様々な情報を見ることができる。それらを見ながら浮かんだアイディアや、書き残したいフレーズ、レシピに書かれた材料などをメモしたいときはどうしているだろうか。メモアプリを起動して、画面を切り替えれば入力は可能だが、量によっては頻繁に切り替えることになり面倒だろう。最近では画面を2分割できたり、ミニウィンドウが起動できる端末もあるが、もし自分の端末でも同様の操作がしたいときは、「見ながらメモ」を試してみよう。

 「見ながらメモ」は、他のアプリの上に通知パネル起動して、見ながら文字入力が可能なメモアプリである。ドラッグ&ドロップで好きな場所に移動できるうえ、ウィンドウ内は半透明なため、背後の文字や画像を見ながら書ける。書いたメモはタイトルをつけて保存し、あとで読み込むこともできるほか、共有機能を通じて、メールの本文に反映させたり、クラウドサービスに保存することも可能だ。

見ながらメモ

 起動は通知パネルから行う。アプリをインストールすると、通知バーや通知パネルにも表示されるようになるので、メモを取りたくなったら通知パネルでタップすれば、画面左上に縦長のウィンドウが表示される。

 表示されたウィンドウには、「共有」「テーマ」「購入」「保存」「貼付」「新規」「音声」「設定」「読込」「表示」「浮遊」「ボタン」と12個のボタンが用意されており、横スクロールによって表示が切り替わる。ウィンドウを広く使いたいときは、「ボタン」をタップすればボタンを非表示にでき、ウィンドウ左上のロゴをタップすると、ボタンと同じものがドロップダウンメニューとして利用できる。配置や項目は「設定」の「メニューボタン」から自由に変更できる。変更してもリセット可能なので安心だ。

 ボタンの中で、主にメモに使うのは、名前をつけて保存できる「保存」と、入力したテキストを他のアプリに引き継げる「共有」、入力ウィンドウがクリアされて新しくなる「新規」、クリップボードにコピーする「コピー」、クリップボードからテキストを貼り付けられる「貼付」、音声入力を使う「音声」、保存したメモをウィンドウ内に読み込む「読込」だろう。入力した文字列は、「新規」でクリアするまではウィンドウ内に維持されるので、作成途中でうっかり終了させても安心だ。

 「テーマ」と「表示」は、無料オプションの追加で利用できる機能。「テーマ」は、別途「メモテーマ」をインストールすることで「ドロイド君のテーマ」「うさうさテーマ」「星のテーマ」から選択できるようになる。「表示」は、「いつでもメモビューワ」をインストールすると、書いたメモをロック画面中でも付箋紙のように表示させておける。「いつでもメモビューワ」も単体アプリとして機能し、入力したテキストを常に表示できる。消したいときは、「いつでもメモビューワ」の「Hide」をタップする。

 「購入」は、有料オプションを追加するためのボタンで、ウィンドウサイズ変更モジュール (157円)、浮遊モジュール(299円)、透過度変更モジュール(157円)などが購入できる。浮遊モジュールとは、「見ながらメモ」を重ねた状態で、背後のアプリを操作できるようになるもの。ページを切り替える必要のある電子書籍などを扱う際に便利な機能だ。ウィンドウサイズの変更は、インストール後数回は可能。タブレットなど画面の広いアプリほど便利に使える可能性が高いので、画面サイズにあわせて変更したい場合は導入を検討するといいだろう。

他のアプリを利用中でも、通知パネルから起動できる
左上のロゴをタップすると、ボタンと同じメニューを表示
ウィンドウを移動して、見ながらメモを入力できる
「共有」を使えば、書いたメモを活用できる
「見ながらメモ」内に名前をつけて保存し、読み込むこともできる
「表示」機能を使うと、ロック画面を含め、メモを常時表示させられる
ボタンのカスタマイズ
設定画面。透過度の変更は有料

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。