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縦書きにも対応する日本語OCRアプリ「文字スキャン」、必要な範囲を指定して読み取れる!
2017年9月20日 06:00
アプリ名 | 文字スキャン |
提供元 | 株式会社インフォディオ |
料金 | アプリ内課金あり |
登録 | 不要 |
URL | https://www.infordio.co.jp/moji/ |
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.infordio.mojiscan(Google Play) | |
https://itunes.apple.com/jp/app/id1124783150?mt=8(App Store) |
製品のスペックや成分が書かれた部分などを、そのままテキストにして使いたいと思える場合があります。しかし、紙の資料でもらったときにもう一度入力し直すのは手間が掛かります。できればデータでいただけたら、と思うのですが、PDFにもテキストの選択ができないものがあります。そんなとき活躍するのが、スマートフォンのOCRアプリです。
縦書きや段落に対応した日本語OCRアプリ
日本語に対応したさまざまなOCRアプリの中で、今回紹介する「文字スキャン」は、縦書きや段組にも対応しており、範囲を指定して狙った箇所の文字だけを読み取れるところが大きな特徴です。現在、Android版とiOS版が提供されており、利用にあたって登録は不要です。
ダウンロードした後は、無料で10回(10ポイント分)まで画像を読み取ってテキスト化できます。その後は必要に応じてポイントを逐次購入して利用します。ポイントは、読み取り後にテキストを保存したときに使われるので、保存前の文字調整時に消費されることはありません。アプリに表示された招待コードを知り合いに送ると、招待をした方とされた方に、それぞれ30ポイントをプレゼントするキャンペーンも実施されています。
保存したテキストは、起動画面で「リスト」を選ぶと、後からいつでも参照できます。iOS版では確認できませんでしたが、Android版では、読み取り後のテキストを後から編集することができます。読み取ったテキストをコピーして、ほかのアプリに貼り付けたり、シェアすることもできます。
必要な部分だけを指定順に読み取れる
操作がシンプルで分かりやすいという点も、文字スキャンの魅力です。例えば、段組や表の一部を読み取りたいときは、まずスマートフォンのカメラで撮影して、対象物を画像形式で読み込みます。画像全体の文字を読み取りたいときは、すぐ「テキスト変換」ボタンをタップすればOK。
画像の一部だけを読み取りたいときは、画面左下の「ブロック追加」ボタンをタップします。画面内に番号入りの枠が現れるので、読み取りたい部分まで移動し、ドラッグして範囲を調整するだけです。追加したブロックには、内部に読み取り順の番号が必ず表示されます。前に設定したブロックは青で、追加して位置を設定するブロックはオレンジ色で表示されます。読み取りたい範囲が台形でも、ブロックは正方形のままで、しっかり文字を読み取ってくれます。
範囲が決まったら、後は「テキスト変換」ボタンをタップ。改行位置が維持されたまま、指定したブロックの順番で文字が読み取られます。読み取られたテキストには、ブロック間の区切りがないので、1行空きが欲しいところではありますが、かなり高い精度で読み取ってくれます。
文字を読みやすくする効果も
大量の文字を入力し直す手間が省けるというのが、OCRアプリのメリットです。英語の資料なら、必要なところだけをテキスト化して翻訳アプリにコピー&ペーストできるので、時間の短縮になります。
また、細かい文字で書かれた資料であれば、写真に撮影してそのまま読むよりも、いったんテキスト化してメモ帳などに保存してから読むほうが文字がクッキリ見えますし、文字のサイズも調整できて読みやすいと感じることもあるでしょう。ぜひ活用してみてください。