いまさら聞けない!? ちかごろ話題のサービス・アプリをさくっと解説
ユーザーが情報を育てられるグルメ情報サイト「Retty」
2016年9月14日 11:30
サービス名 | Retty |
リリース日 | 2011年6月 |
運営会社名 | Retty株式会社 |
料金 | 無料 |
登録 | 必要(FacebookもしくはLINEでログインする必要がある) |
URL | https://retty.me/ |
http://itunes.apple.com/jp/app//id473919569?mt=8(iOSアプリ) | |
https://play.google.com/store/apps/details?id=me.retty(Androidアプリ) |
SNSを使っていると、おいしそうな料理写真が流れてきますね。そのおいしそうな料理と、楽しそうな雰囲気を見て、自分も行きたいと思わされることが多々あります。その相手とは何度も食事をしているし、好みも似ていると分かっていれば、そのお店はもう間違いないだろうとなるわけです。この感覚を活用しているのが、実名クチコミによるソーシャルグルメ情報サイト「Retty(レッティ)」です。
ほぼグルメSNS
2011年6月からサービスを開始していますが、2016年には2200万ユーザーを突破。外食が好きな30~40代の男性・女性を中心に利用されており、現在クチコミ約270万件、全国約80万店舗のお店情報を掲載しているといいます。ユーザー登録の代わりに、FacebookもしくはLINEでのログインが推奨されており、パソコンやスマートフォンで利用できます。
Rettyの最大の特徴は、お店を訪問したユーザーがこれはみんなにオススメしたい(共有したい)と思ったから投稿する、という世界観を持っているという点です。これらのユーザーの活動がグルメ情報の源になっています。
誰かの投稿に対して、「いいね」「行きたい」「行った」というボタンをタップしたり、コメントを書き込んだりできますし、フォローもできます。メッセージ機能も備えています。要するに、グルメが集まるSNSにお店の検索機能が付いた、と考えると分かりやすいかもしれません。
Rettyの名前の由来は、「Recommend」と「Happy」を掛け合わせた造語だそうですが、使ってみるとみな非常に楽しそうであると気付きます。評論家になったつもりで、お店の善し悪しを判断しようとすると、どうしてもネガティブなコメントを残したくなることもあるでしょう。しかし、味覚も好みも人それぞれです。
Rettyの投稿は、他のユーザーとの楽しいやりとりも残されており、料理を思い出の1ページとして残している方もいると感じられました。全体としてとても前向きで、暖かみとリアリティが感じられる情報が集まっているようです。
気になるお店を探して「行きたい」をタップし、リストを作る
Rettyでは、「検索」「まとめ」「フォロー」のチェックという3つの探し方があります。
一般的なグルメ情報サイトのように、キーワード、エリア、お店の名前、ジャンル、ランチかディナーか、予算などで絞り込めるので、今いる場所でオススメは? と思ったら「現在地付近」を選ぶだけで、おすすめのお店がリストやマップ上で確認できます。
料理、目的、食材、飲み物、新着クチコミなどでも絞り込めますが、目的・シーン一覧も充実。ランチ、デート、食べ放題、女子会、ディナー、ご飯、美味しい店・安い店、肉、喫煙可、禁煙、誕生日、合コン、飲み放題、個室、結婚記念日、接待、宴会・飲み会、結婚式二次会、大人の隠れ家、夜景がきれいなレストラン、クリスマスディナー、クーポンあり、日本酒が飲める、ワインが飲める、子連れで楽しめる、ブランチ、朝食が食べられる、おひとりさまOK、送別会、歓迎会、お花見・桜の見えるレストラン、と切り口が豊富です。
まとめとは、運営事務局が特定のテーマでお店情報をまとめているコンテンツです。特集ページのようなものと思えばいいでしょう。
「フォロー」は、食の傾向が似ている友達、好きな食べ物ジャンルのランキングユーザー、自分がよく行くエリアで「行きたい」をたくさん獲得しているランキングユーザー(メニューのエリア別ランキングで探せます)、運営事務局が厳選したオフィシャルユーザーなどをフォローして、自分のタイムラインに情報を集めることです。常にメシテロ状態のタイムラインとなりますが、Rettyを利用する醍醐味がここにあります。
気になるお店が見つかったら、気軽に「行きたい」をタップしておくと、それだけでリストができあがります。「マイリスト」で表示を「マップ」に切り替えると、保存していたお店がエリアごとに地図上で確認できます。保存したお店を条件で絞り込めるので、あらかじめたくさん行きたいお店をチェックしておくと、近くに来たときに探しやすくなりそうです。
自分の投稿も貴重なグルメ情報に
いつも使っているSNSのような気楽さで、お店の情報を投稿できるのもいいところです。タイムライン上に出てきたお店が、過去に行ったことのあるところだったら「行った」をタップして、写真、店名、オススメ度、時間帯とともに投稿します。
コメントは長々と書く必要はありません。一番気に入った点だけでもよさそうです。もちろん、多岐にわたってコメントされている方もいますが、自分が友達に「あのお店どうだった?」と聞かれたとき、真っ先に思い浮かべるであろういい点を、ひとことでメモしておく、くらいの感覚でよさそう。オススメしたいのだから投稿する、というスタンスなので、イマイチな経験であれば、あえて書く必要はないのです。
さすがグルメ情報好きが集まっているせいか、投稿するとすぐ反応があるようです。「いいね」や「行きたい」を押してくれたユーザーのプロフィール写真が一覧として並びます。これらのリアクションがたくさん付くと、そのエリアでのランキングに入ることもあるようです。
リアクションしてくれた人の写真をタップすると、今度はその人の投稿が見られます。好みが似ている可能性がありますから、そこからまた新しいグルメ情報が得られるわけですね。