いまさら聞けない!? ちかごろ話題のサービス・アプリをさくっと解説
急にプリンターが壊れても安心! コンビニでスマホからでも印刷できる「netprint」
(2015/10/14 06:00)
サービス名 | netprint |
リリース日 | 2002年11月1日 |
運営会社名 | 富士ゼロックス株式会社 |
料金 | プリント代のみ。ユーザー登録は無料。 |
URL | https://www.printing.ne.jp/ |
全国のセブン-イレブンでいつでも写真や書類を印刷
「netprint」とは、全国1万7000店舗あるセブン-イレブンに設置されている、富士ゼロックス製マルチコピー機を使った使った印刷サービスです。パソコンやスマートフォンのアプリからデータをアップロードして印刷予約をし、発行される予約番号をマルチコピー機に入力して印刷するというのが基本的な使い方です。
Lサイズの写真からA3サイズまで対応しており、自分で用意した写真や書類を印刷できるほか、ネットプリントの公式サイトの「コンテンツギャラリー」にあるデータを印刷できるという2種類のサービスが提供されています。
公式アプリの「netprint」を使って書類などを印刷したい場合はユーザー登録が必要ですが、もう1つのアプリ「netprint写真かんたんプリント」を使って写真だけを印刷する場合は、ユーザー登録は不要です。
パソコンからはウェブブラウザーで操作できます。モバイル端末は、Android OS 2.1~2.3または4.0~4.2、iOS 7.0以降搭載のスマートフォンをサポートしています。ただし、iOS 9については現在、動作保証対象外とのことです。
公式サイトのコンテンツギャラリーには、「ぷりんと楽譜」「芸能・アーティスト」「プリントキャラマイド」「アニメ・ゲーム・キャラクター」など、合計15種類のコンテンツが用意されています。印刷したいコンテンツの予約番号をメモしたら、店頭で予約番号を入力すれば印刷できますので予約も登録もアプリも不要です。
プリンターの維持・管理から解放される
「netprint」の最大の魅力は、24時間365日いつでも印刷できるところでしょう。外出先で急に資料が必要になったときや、プリンターがない、または壊れてしまったときでも、パソコンまたはスマートフォンがあれば印刷できます。クラウドサービスと併用すれば、さらに便利に活用できそうです。行楽帰りにスマートフォンで撮影した写真をすぐ同行者に渡したいときや、楽譜、地図、小学生の勉強用ドリル、好きなアーティストのブロマイドが欲しいときなどに気軽に印刷できます。なにより、プリンターの利用頻度が低いなら、メンテナンスやインク代、各種紙代などから解放されます。
サービスの利用料金は店頭で支払う印刷代のみ。白黒(B5/A4/B4/A3サイズ)が20円、カラーはB5/A4/B4サイズが60円、A3サイズが100円、Lサイズフォト用紙が30円となっています。支払いは現金もしくは電子マネー(nanaco)。マルチコピー機そばの支払い機に現金をいれるか、nanacoリーダーにかざすだけです。
フォント、ファイルサイズ、固有の制限事項は確認しておこう
「netprint」アプリから印刷できるのは、写真、Office文書、テキストファイル、ウェブページ、メールなどです。ただし、送信できるファイルサイズには上限があり、.doc/.docx/.rtf/.xls/.xlsx/.ppt/.pptx/.xdw/.tif/.png/.xps/.pdfファイルは1ファイル2MB以下、.jpg/.jpe/.jpegファイルは4MB以下となっています。
ビジネス文書の印刷で気になるのはフォント。マルチコピー機のプリンターに搭載されているフォントは、平成角ゴシックw5、平成角ゴシックw5p、平成明朝w3、平成明朝w3pと、欧文14書体。これ以外のフォントが使われている場合、プリンターのフォントに置き換えられます。このため、多少レイアウトが変わるなどの影響が考えられます。正確に出力したい場合は、あらかじめPDFに変換するなどしておくといいでしょう。
なお、Officeファイル固有の制限事項については、公式サイト(https://www.printing.ne.jp/support/attention.html)に記載があります。あらかじめ確認しておくことをおすすめします。