イベントレポート
CEATEC JAPAN 2017
IoTで活躍する村田製作所のLPWAモジュールやBLEタグ/RFIDタグ、駐車場シェアリングサービスやスマートレジで活用
2017年10月6日 19:05
「CEATEC JAPAN 2017」の村田製作所のブースでは、無線通信技術LPWA(Low Power Wide Area)規格である「Sigfox」や「LoRa」のモジュール製品を活用したソリューションを提案していた。主に駐車場シェアリングサービスや在宅管理サービスなどに利用できるとしている。
駐車場シェアリングでは、自動車にBLEタグ、駐車場にLPWA/BLE機能を搭載した「LPWAゲートウェイ」を設置することで、低コストな自動車管理システムを広範囲に構築できるとしている。BLEタグを搭載した自動車が「LPWAゲートウェイ」に近付くとクラウドに通知され、サービス提供者はスペースの空き情報を一括で管理できる。
LPWAゲートウェイを家に設置し、BLE機能搭載のスマートフォンを使用することで在宅管理サービスとしても利用できる。在宅者に事前に宅配便の有無を知らせておくことで、宅配サービス会社の再配達などを削減できるとしている。
そのほか、RFIDタグを使った小売業者向けのソリューションを紹介。商品にICタグを取り付けて、RFIDリーダーで読み取らせるセルフレジのデモを行っていた。
棚に置かれた商品の手に取られた回数や、在庫情報を個別にカウントできるため、販売計画の最適化に繋げられるとしている。