イベントレポート

Japan IT Week 春 2013

キヤノンITS、「ESET」法人向け製品のAndroid対応をアピール

 東京ビッグサイトで開催された「Japan IT Week 春 2013」内における「第10回情報セキュリティEXPO 春」のキヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)のブースでは、法人向けセキュリティ製品「ESET Endpoint Security」「ESET Endpointアンチウイルス」を来場者にアピールしていた。

キヤノンITソリューションズのブース

 「ESET Endpoint Security」「ESET Endpoint アンチウイルス」は、スロバキアESETが開発しているクライアントPC/サーバー用セキュリティソフトの法人向けライセンス製品。4月1日からはLinuxサーバー対応のウイルス・スパイウェア対策プログラム「ESET File Security for Linux」が追加され、5月7日からはAndroid向け製品「ESET Endpoint Security for Android」の無償モニター版プログラムが先行公開された。

 ESETの個人向け製品では既にAndroid版が提供されているが、法人向け製品でも統合管理に対応したAndroid版への対応を開始。モニター版プログラムは5月24日まで提供され、5月31日まで利用が可能。キヤノンITSでは、夏ごろには法人向け製品でもAndroid版を正式提供したいという。

ESET Endpoint Security for Android
Android端末も統合管理できる

 セキュリティベンダー各社では、法人向け製品についてはWindowsだけでなく、MacやLinux、Androidなどマルチプラットフォームに対応するとともに、各デバイスの状況などをサーバーで管理できる製品展開を進めている。ESETの法人向け製品もこうした傾向に合わせる形となったが、ESETならではの特徴としては「スキャンを感じさせない軽快な動作」「高いウイルス検出率」を挙げ、慶應義塾が学校全体のセキュリティ対策として採用した事例など、展示ブースでは多数の採用実績をアピール。また、どのプラットフォームで利用する場合でも合計ライセンス数によるシンプルな料金体系となっている点も、導入企業にとって使いやすい点だとした。

「高い検出率」「軽快な動作」や導入実績をアピール

(三柳 英樹)