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半径9マイル内の犬を20頭まで同時に追跡できるGPSトラッキングシステム
2016年7月8日 17:28
Garminは6月16日、猟犬や訓練犬のオーナー向けGPSトラッキングシステム「Astro 430」を米国で発売した。レシーバー単体の価格は449.99ドル、首輪型の犬用デバイス「T5」とのセットは649.99ドル。国内販売はされていない。
衛星捕捉にGPSだけでなく、新たにロシアの衛星測位システム「GLONAS」を併用することで、前モデル「Astro 320」と比較して、2倍の最大20頭、2分の1の約2.5秒間隔で、半径9マイル(約14.5キロ)内に点在する犬をトラッキングできる。
レシーバーは160×240ピクセルのカラーTFT液晶を備え、IPX7の防水対応。単3電池×2本で20時間動作する。メモリは4GBを内蔵。USB端子とmicroSDカードスロットを装備する。
地図ソフトウェア「TOPO U.X. 100K」と衛星写真ソフトウェア「BirdsEye」がプリインストールされており、購入者は1年間の利用が可能。また、狩猟者向けの地図microSDカード「HuntView」にも対応しており、走行距離や活動時間を「Hunt Metrics パフォーマンスデータ」として保存し、犬の状態を把握できるとのこと。
アメリカでは大型犬を用いた狩猟やトレーニング時に、車を運転しながら複数の犬をトラッキングするニーズが多く、同社の7インチ車載ナビゲーションシステム「DriveTrack 70 LMT」と連携でこれを実現できるとのこと。
Garminのスマートウォッチ「fenix 3」向けのウィジェットも合わせて開発されており、手元でもトラッキング情報を確認できる。
Garminでは、狩猟やトレーニングにおける犬のトラッキングを目的とする「Sporting Dogs」シリーズと、吠える回数を制限するなど、一般家庭で犬のしつけに用いる「Pets at Home」シリーズの製品をラインナップしている。