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“つながるホームページ”をかんたん作成できるサービス「クローバ PAGE」
SNSのつながりをアクセス解析で可視化可能
2016年8月1日 12:23
クローバ株式会社は1日、クラウド型のコンテンツマーケティングツール「クローバ PAGE」を提供開始すると発表した。ホームページ作成から、ユーザーとのコミュニケーション、アクセス解析までを提供するサービスで、主に中小企業や個人事業などでの利用を想定している。
クローバ PAGEは、“つながるホームページ”をコンセプトとしたコンテンツマーケティングツール。4ステップで簡単にホームページを作成できる機能「ライブエディタ」を備えており、作成時にはリアルタイムでプレビューを確認しながら、ドラッグ&ドロップの直感的な操作でページを作成できる。
アップロードした画像から自動的にカラーパレットの生成も行え、デザインの知識がなくとも、色彩の調和の取れたページを作成していけるほか、用途に合わせた10種類のデザインテンプレートも用意された。もちろんスマートフォンからの閲覧にも対応しており、スマートフォンからのアクセス時には、最適なレイアウトに自動で変換してくれる。
また、作成したページにエントリーするためのフォームを作成することもでき、標準で6種類(テキスト、複数行テキスト、ラジオボタン、チェックボックス、リスト、日付)のフォームパーツが使えるので、アンケートや予約管理、問い合わせフォームなど、さまざまな用途で利用できるという。
こうした機能だけでも便利に利用できるが、「クローバ PAGE」最大の特徴は、ユーザーとのコミュニケーションを支援する、さまざまな“つながる”機能だ。
クローバ PAGEでは、このサービスで作成したページをTwitterなどのSNSなどでシェアして紹介できるが、その際に固有のリンクが自動生成される仕組みを搭載している。そのため、そうしたリンク経由でほかのユーザーがフォームにエントリーすると、システム側がつながりを認識し、可視化することが可能。ユーザーによってシェアされたリンクからの訪問数や、ユーザーどうしのつながりを表示できるので、通常のアクセス解析ツールでは不可能だった、ソーシャルなページへの流入経路を把握可能とした。
さらに、一括送信にも対応したメッセージ機能を備えており、フォームからエントリーしてくれたユーザーと、スマートフォンやPCでメッセージのやりとりが可能。メッセージはほかの内部メンバーとも共有できるほか、ユーザーがシェアしたリンク経由でフォームにエントリーしてきた場合は、メッセージのやり取りには紹介したユーザーも参加できることから、コミュニケーションを円滑に行えるとしている。
このほか、ブログのように活動内容や近況を投稿して手軽に最新の情報を公開できるタイムライン機能を搭載。イベントなどの写真をアップロードすることも可能で、タイムラインに投稿された画像はフォトギャラリーとして一覧表示できる。
なお、PCはWebブラウザから利用するが、モバイル向けにエントリーの管理やアクセス解析、メッセージのやり取りなどを行えるiPhone/iPadアプリが公開される予定。また、ほかのクラウドサービスのAPIと連携にも対応し、現在はサイボウズの業務アプリクラウド「kintone」とのデータ同期や、Slackとの連携が可能だ。
ラインアップには、作成可能なプロジェクト数が2つ、プロジェクトあたりの容量が1GBまでの無料プランに加え、作成可能なプロジェクト数が5つ、プロジェクトあたりの容量が3GBまでのプレミアムプランと、作成可能なプロジェクト数が15個、プロジェクトあたりの容量が5GBまでのビジネスプランも用意される。
有料プランの価格(税別)は、プレミアムプランが月額2000円、ビジネスプランが月額9800円。最短1カ月から契約でき、有料プランの申し込み月は無料で利用可能とのこと。
クローバでは、クローバ PAGE内でユーザー同士がコンテンツを共有するB2Bマイクロコンテンツの流通基盤として発展させたい考えで、1年後の流通量として1万コンテンツ/月(新規)を目指すとしている。