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エックスサーバー、WordPress専用レンタルサーバー向けに「独自SSL機能」を無料提供

 エックスサーバー株式会社は17日より、WordPress専用のレンタルサーバー/クラウドサービス「wpX」のユーザー向けに、「Let's Encrypt」を利用したドメイン認証型SSL証明書を発行する「独自SSL」機能を無料提供する。

 「独自SSL」機能は、WordPressの新規インストール時に「独自SSLを利用する」を選択することで利用できるほか、「管理パネル」内「WordPress管理」にある「独自SSL設定」から設定を追加できる。SSLサーバー証明書の持ち込みには対応しない。

 SSL証明書は即時発行されるため、ウェブサイトをすぐにSSLに対応できる。証明書の有効期間は90日間だが自動で更新されるため、利用者が意識する必要はない。証明書の取得・更新には、ドメインのネームサーバー、レコード情報が参照される。

 wpXは、WordPressを用いたウェブサイトの構築と運用に特化したサービス。初期費用が必要だが月額1000円で30GBの容量を利用できる「wpXレンタルサーバー」と、初期費用なしで7つのプランを選んで容量や転送量を柔軟に拡張できる「wpXクラウド」の2つが提供されている。

 なお、エックスサーバーでは、WordPressサイトの常時SSL化を支援する「SSL化補助」機能もあわせて提供する。「独自SSL」機能を有効にした後、管理ページでWordPressのウェブサイトや投稿記事、テーマフォルダ、リダイレクト設定などの各項目でSSL化を行えば、ウェブサイトのSSL化に必要な設定が自動的に行われる。この機能により、WordPressの運用で望まれるコメント入力欄や問い合わせフォームなどのSSL化までが容易に行えるという。