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Facebook、事業を海外展開する企業向けに広告配信の最適化機能を提供

 Facebookは8日、事業を海外展開する企業向けに、Facebook広告配信における地域設定や、国外のユーザーに効果的にリーチするための新機能を提供することを発表した。

 Facebook広告を用いて、既存顧客に特徴が似ているFacebookユーザーに対して広告を配信できる「類似オーディエンス」ツールでは、ユーザーリストをアップロードすることで、共通の特徴を持つ国外ユーザー向けにも広告を配信可能になる。

 また、Facebook広告の配信時に、目的として「コンバージョン」または「アプリのインストール」を選択した場合に、ヨーロッパやアジアなどの地域、ASEAN自由貿易地域などの自由貿易地域を地域ターゲットとして設定可能になる。

 このほか、Facebookでのグローバルマーケティングに関するオンラインセミナーや、国外で適切な顧客を見つけるためのハンドブックなど、グローバルでの広告戦略を最適化するために役立つソリューションも増やすとのこと。

 日本国内では、モバイルゲームの企画・開発を手掛けるワンダープラネット株式会社が、台湾や香港のユーザーをターゲットにFacebookモバイルアプリインストール広告を活用したところ、自然流入と広告ダウンロードを合わせて100万ダウンロード以上を記録し、Apple Storeセールスランクで最高2位を記録したという。

 Facebookによれば、1カ月に15億7000万人がモバイルからFacebookにアクセスしており、このうち10億人以上、米国に限れば6割以上のユーザーが、何らかの外国企業をフォローしているという。また、モバイル機器でのインターネットを利用者は2018年までに23億人に増加するとしている。