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Facebook、ユーザーの広告管理権限を強化する一方、広告ブロックソフト利用者にも広告を強制表示

 Facebookは9日、ユーザーの広告管理権限を強化したと発表した。ユーザーは特定のジャンルの広告の表示・非表示を設定できるようになる。

 広告設定から非表示にしたいジャンル、例えば「旅行」などを削除できる。また、顧客リストに入っている企業や団体からの広告も非表示にできる。これにより、利用者の設定に基づいて広告が配信されるようになるとしている。

 Facebookによると、「ユーザーは関連性の低い広告やオンライン上での体験を邪魔されるような広告を見ることを好まず、表示される広告の種類を管理したいと思っている」という。広告ブロックソフトを利用するユーザーもいるが、「ウェブの魅力であるジャーナリズムやそのほかの無料サービスをサポートするために必要な資金が集まりにくくなる原因になりえる」と指摘する。

 Facebookでは、今回のアップデートにより、広告の表示・非表示をユーザーが設定できるようになったとして、広告ブロックソフトを使用しているユーザーに対しても広告を強制的に表示するとしている。

 「広告によるサポートがあってこそ、人々にシェアできる場を提供し、世界をよりオープンで、つながった場所にしていくというミッションに取り組んでいくことができる。今後も利用者の声に耳を傾け、すべての人にとってよりよい広告体験の実現を目指す」としている。

PC版の「広告設定」画面