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NTT東、HEMSサービス「フレッツ・ミルエネ」対応のホームゲートウェイ「SG-100KI」

 NTT東日本は3日より、ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)サービス「フレッツ・ミルエネ」の契約者向けに、「フレッツ・ミルエネ対応サービスゲートウェイ(SG-100KI)」を提供する。料金は1万円(税別)。

 フレッツ・ミルエネは、インターネット接続サービス「フレッツ光」契約者向けに提供されているサービス。スマートメーターから取得してサーバーに記録された消費電力量や電気料金、CO2排出を、PCのウェブブラウザーやスマートフォンアプリで確認できるサービス。電力スマートメーター対応機器を利用していれば、ECHONETLite規格対応のエアコンを外出先からスマートフォンアプリで操作することも可能。

 SG-100KIは、無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応し、光回線と接続されたゲートウェイから物理的に配線を行うことが難しい場所に設置されたスマートメーターのデータを受信可能となっている。また、1000BASE-Tの有線LANポート×1、USB 2.0ポート×2を装備する。また、設定用の1000BASE-Tポート×1も備える。本体サイズは約40×171×195mm(幅×奥行×高さ)。重量は約400g。

 従来は、スマートメーターからの電力使用量の計測には、「スマートメーター対応 USBドングル」(5000円)に対応したホームゲートウェイが必要だったが、SG-100KIを利用すれば対応するホームゲートウェイなしに電力使用量の計測が可能になる。太陽光発電計測用の「電力量計測器(EnOcean対応)」についても計測が可能。 なお、「フレッツ・ミルエネ事業者向けプラン」契約する事業者向けにも提供する。

 NTT東では、家庭等の電力利用に関するHEMS情報を活用する事業者向けに、サービス提供事業者によって異なるHEMSデータ形式を標準APIに変換して提供するプラットフォームサービス「HEMS情報コネクト」を10月14日より提供することも、あわせて発表している。これによりHEMSサービス利用者向けに、「高齢者見守り」「クーポン配信」「セキュリティ」といったサービスの提供が可能になるとしている。