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「Movable Typeクラウド版」にハードウェアリソースが2倍の最上位プラン

ウェブサーバーにApacheを選択可能に

 シックス・アパート株式会社は24日、クラウド型のCMS(コンテンツ管理システム)サービス「Movable Typeクラウド版」に、従来の最上位プランの2倍の性能となる「M8」シリーズを追加した。

 Movable Typeクラウド版は、クラウド環境でMovable Type最新版を利用できるマネージドサービス。ユーザー側でのインストールやアップデート、サーバーの監視やバックアップが不要となる。

 追加されたM8シリーズには、ディスク容量の異なるM850i(月額6万7000円)、M8100i(月額8万7000円)、M8300i(月額10万7000円)、M8500i(月額12万7000円)の4プランがある(価格はすべて税別)。従来の「S4」シリーズは、2.4GHz相当のCPU1基で、メモリは4GBだったが、M8シリーズでは、2.4GHz相当のCPUが2基、メモリは8GBとなる。

 また、S4プランとM4プランでは、ウェブサーバーとして従来のNginxに加え、Apacheを選択可能になった。

 このほか、通常のプランよりも高性能なサーバーを1契約で最大132台まで利用可能で、仮想マシンやネットワークなどのリソースを専有できる「プライベートサービス」の提供を開始する。カスタマイズが必要な顧客向けに位置付けられており、ネットワークは2Gbpsのベストエフォートとなっており、100Mbpsの帯域保証オプション(月額3万円)なども用意される。大量のアクセスが予想される高負荷なウェブサイトに最適化されているという。

 シックス・アパートによれば、Movable Typeは、個人から大企業の数万ページに及ぶ大規模サイトまで日本国内だけでも5万サイト以上に導入されているという。