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「やよいの白色申告 オンライン」が無料化、確定申告者の業務効率化を支援

 弥生株式会社は、個人事業主向けのクラウド会計ソフト「やよいの白色申告 オンライン」のセルフプランを、12月26日より無料化すると発表した。

 2014年1月より施行された記帳・帳簿等の保存制度の対象者の拡大によって、白色申告者にも記帳が義務付けられたことにより、節税効果のある青色申告(詳細はこちらの記事を参照)とも、申告に関する業務量はほとんど変わらなくなった。

 しかし、青色申告への移行はそれほど進まず、青色申告事業者の伸び率にも大きな変化は見られないという。また、白色申告の業務量が実質的に増加したにもかかわらず、確定申告ソフトの利用実態調査では個人事業主の利用は約3割程度となっており、ITによる業務効率化も進んでいないとのこと。

 一方、弥生では、2014年1月よりクラウド会計ソフトのやよいの白色申告 オンラインを提供開始しているが、アンケート調査によっても、サービス導入したユーザーは、業務効率化を実感した結果が確認されているとのこと。同サービスでは、青色申告を支援するクラウド会計ソフト「やよいの青色申告 オンライン」への移行が申し込みだけで完了し、データもスムーズに引き継げるため、青色申告への切り換えも増加しているという。

 そこで弥生では、確定申告者の業務効率化と、節税メリットの大きい青色申告への入口を提供することを目的に、やよいの白色申告 オンラインを無料化することを決めた。同サービスでは現在、最大2カ月間、一部機能を無料で試せる無料体験プラン、全機能を利用できるセルフプラン、さまざまなサポートが付属したベーシックプランを提供しており、今回は無料体験プランとセルフプランを統合して「フリープラン」に変更する。

 もともと、セルフプランは1年間無料で利用できたが、2年目以降も利用を継続する場合は有料(年額4860円、税込)だった。今回の無料化により、2年目以降も無料で利用可能になる。なお、サポート付のベーシックプランは、引き続き年額8640円(税込)で提供されるとのこと。