ニュース

IPA、7月開講の産業サイバーセキュリティ人材育成プログラムで参加者を募集

教育プログラムの概要

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、産業分野で活躍するサイバーセキュリティ人材の育成プログラムを7月より開始する。これにあわせ、2月20日よりプログラム受講者を募集する。第1期生の受講料金は300万円(税込)。応募にあたっては書類審査が行われ、個人の場合は所属企業からの推薦、ITパスポート試験合格程度の知識など、諸条件が設定されている。

 海外では社会インブラや産業基盤を狙ったサイバー攻撃が現実化しており、日本国内でも2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に対策が急務とされる。

 IPAでは、高度なIT知識と経営マネジメント力を併せ持つ人材の育成を目指し、4月に「産業サイバーセキュリティセンター」を発足させる。続く7月からは1年間の教育プログラムがスタートする予定で、今回この受講者を募集する。すでに電力、ガス、鉄道などに関連する30社以上が参加を表明しているという。

 プログラムでは、模擬プラントでの演習などが予定されている。また、「ビジネススキル」「マネジメント・リーダーシップ」「倫理・規範・法制理解」などのカリキュラムも用意される。

 1次募集の締切は3月3日。応募状況によっては2次募集を行う可能性がある。