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Google カレンダーに訪問先を登録→自動で経路検索&交通費清算までしてくれるサービスのAPI提供開始

まずはマネーフォワードの「MFクラウド経費」が連携

 株式会社ヴァル研究所は21日、乗換経路検索・交通費清算の自動化サービス「RODEM」において、外部のクラウド型経費精算システムと連携できる「RODEM 精算連携API」の提供を開始した。API連携の第1弾として、株式会社マネーフォワードが提供する「MFクラウド経費」との連携を開始した。

 RODEMは、カレンダーに訪問予定を登録するだけで、訪問先の場所を認識し、そこまでの乗換経路の検索、出発時刻・到着時刻を考慮した行き帰りの移動スケジュール登録、交通費の清算までを自動的に行ってくれるサービス。「Google カレンダー」「Office 365 Outlook 予定表」に対応している。

 連携する経費精算システムとしてはこれまで、自社で提供している「駅すぱあと 旅費交通費清算Web」のほか、株式会社コンカーの「Concur Expense」、SBIビジネス・ソリューションズ株式会社の「経費Bank」があった。

 また、MFクラウド経費でも従来より、CSVフォーマットでRODEMからのデータインポートが可能だったが、今回のAPI連携によりそうした作業が不要となり、よりシームレスなデータ連携が可能になったという。

 RODEM 精算連携APIから取得できるデータ項目は、経路の利用日、出発地・到着地、利用路線・駅、出発時刻・到着時刻、料金(運賃+特急料金)、訪問先滞在時間、定期券・ICカード利用の有無など。

 ヴァル研究所では今後も、さまざまなクラウド型経費精算システムとの連携を進めていくとしている。