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書籍「熊本地震体験記」ほぼ全文をウェブで無償公開――災害への最大の備えは『想像する』こと

 株式会社インプレスR&Dは、同社が2016年6月に出版した書籍「熊本地震体験記 -震度7とはどういう地震なのか?」のほぼ全文をウェブで無料公開した。

 同書は、インプレスR&D代表取締役社長で、熊本県益城町出身の井芹昌信氏による熊本地震の体験を綴ったもの。4月14日に起きた最初の地震の知らせを受けて同町の実家に帰宅した日の夜、16日未明に最大震度7の本震に遭った同氏が「地震の現場で何を見て、どういう気持ちに襲われたか、そこで何を考え、どうしたか。避難所で、被災地で、復旧の現場で、著者が自身の目で見て感じたこと」をレポートしている。

 「災害への最大の備えは『想像する』ことだ」と井芹氏は指摘。「地震とともに生きていかなければならない日本の皆さんに、著者の体験を通してその材料を提供できれば」と考え、「いつか来る、その時のための体験共有」として、今回、ウェブで書籍の内容を公開することにした。

 ウェブでは、書籍の内容に加えて、「その後の出来事」の章を追加。同書の出版後に起こった家族の移住、闘病、家の撤去、仮設住宅での生活など、地震の影響で身に降りかかってきたことも伝えている。

 なお、書籍の価格(税別)は、電子書籍版が500円、印刷書籍版が800円。同書の収益金は、熊本地震の被災者のために寄付される。