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SSDキャッシュや10GbEの拡張に対応する6/4/2ベイNAS「QNAP TS-x53B」シリーズ

 テックウインド株式会社は、内蔵PCIeスロットによりSSDキャッシュや10GbEなどの機能拡張が可能なNAS「QNAP TS-x53B」シリーズを5月12日に発売する。予想実売価格(税込)は、6ベイの「TS-653B」が19万8000円、4ベイの「TS-453B」が15万8000円、2ベイの「TS-253B」が11万8000円。

 仕様は共通で、CPUにCeleron J3455(1.5GHz、クアッドコア)、メモリはDDR3L SO-DIMM 2GB×2(最大4GB×2)を搭載。ファイル転送速度は読み書きともに最大225MB/s。Intel AES-NIハードウェアアクセラレートエンジンによるAES 256ビット暗号化も可能。OSには「QTS 4.3」を搭載する。

 本体前面には、PCにNASを直結して高速なデータ転送が行える「USB-C QuickAccess」ポート×1、USB 3.0 Type-Aポート×1、温度・ファン速度・HDD容量を表示できるOLED前面パネル、ネットワークIP設定やホストパスワードの変更、システムの再起動やシャットダウンが行える静電容量タッチボタン、SDカードスロットを装備する。また、本体前面からツールフリーでHDDの着脱が可能。

 筐体内にはPCIe 2.0スロット×2を装備。オプションの拡張カードを装着して、機能を拡張できる。拡張カードには、M.2 SSD×2と10Gbpsの機能を1枚のカードで追加できる「QM2: M.2 SSD/10GbE PCIe拡張カード」「デュアルポート40GbEネットワーク拡張カード」「デュアル/シングルポート10GbEネットワーク拡張カード」「デュアルポートUSB 3.1拡張カード」「デュアルワイドポートSASストレージ拡張カード」が用意されている。

 本体背面には、リンクアグリゲーションに対応するギガビットLANポート×2、USB 3.0 Type-Aポート×4、4K出力に対応するHDMIポート×2、オーディオ入出力端子を装備。再生操作用のリモコンも付属する。

 本体サイズ(幅×奥行×高さ)と重量は、TS-653Bが235×226×168mm・3.01kg、TS-453Bが170×226×168mm・2.33kg、TS-253Bが105×226×168mm・1.66kg。