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iOSアプリ開発でMac OSが不要に、Windowsで開発・テスト・実機配備可能な「Xamarin Live Player」

 Microsoftは11日、統合開発環境「Visual Studio」用ツールである「Xamarin Live Player」のアルファ版をリリースした。

 Xamarin Live Playerは、アプリをインストールしたAndroid/iOSデバイスと、Windows/Mac OSのVisual StudioをQRコードでペアリングすることで、開発したアプリをAndroid/iOS上デバイスに展開し、コンパイルや実行、デバッグなどが行えるもの。コードをビュー単位で再コンパイルしてロードする動作を自動的に連続して実行できる「ライブモード」での実行にも対応する。

 Visual Studioでコードに修正を加えると、デバイス側にそのまま反映できるほか、Visual Studioでステップ実行などを設定して、デバイス側で実行することも可能。

 従来は、WindowsでiOSアプリを開発する際には、コンパイルやテストにMac OS環境が必要だったが、Xamarin Live PlayerによりMac OSを必要とせずにiOSアプリの開発が可能になる。また、Android環境でもSDKの導入が不要でアプリの開発が行えるという。

 Microsoftでは、Windows 10の「Windows Subsystem for Linux」についてWindows Server 2016で利用可能にするとともに、OpenSUSEおよびFedora Linuxのサポートを追加し、Windowsストアで配布することもあわせて明らかにしている。

【お詫びと訂正 2017年5月17日11:20】
 記事初出時、タイトルの一部表現に不適切な表現がありました。お詫びして修正いたします。

 誤:iOSアプリ開発でMac OSが不要に、Windowsで開発・テスト・公開可能な「Xamarin Live Player」
 正:iOSアプリ開発でMac OSが不要に、Windowsで開発・テスト・実機配備可能な「Xamarin Live Player」