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「Visual Studio 2017 for Mac」一般提供を開始、無料のMac OS用統合開発環境

 米Microsoftは10日、Mac OS用の統合開発環境「Visual Studio 2017 for Mac」の一般提供を開始した。無料で利用できる。

 Visual Studio 2017 for Macは、Microsoftが2016年3月に買収したXamarinをベースとしており、2016年11月よりパブリックプレビューとして提供されていた。

 C#や.NETにより、Mac OS上でAndroid/iOS向けのモバイルアプリやMac OS向けアプリを開発できるほか、「ASP.NET Core」とHTML5、CSS3、JavaScriptなどのフロントエンドによるウェブアプリ開発を行いAzureにホストすることが可能。「Unity」によるゲーム開発も行える。

 また、GitHub、Visual Studio Team ServicesなどのGitリポジトリにあるコードやバージョンを管理でき、WindowsやMac OSの間でシームレスにプロジェクトを共有できるのも特徴。

 今後は、DockerやAzure追加機能のサポート、Android ThingsなどのIoTデバイス向け開発への対応などが予定されている。

 なお、Visual Studio 2017 for Macを17日までにダウンロードすれば、Xamarin開発者向けのオンライントレーニング「Xamarin University」を60日間無料で試用できる。