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ファイルの世代管理でランサムウェア対策「Ranstop」、ジュピターテクノロジーが発売
2017年6月5日 12:23
ジュピターテクノロジー株式会社は、ルーマニアTemasoft開発のランサムウェア対策ソフト「Ranstop」の日本語版を発売した。価格は一般ユーザー向けの1年間ライセンスで6200円(税別)、非営利ユーザー向けには年額3800円で提供する。対応OSはWindows 7以降。
Ranstopは、従来型のランサムウェア対策ソフトとは異なり、PCへのランサムウェアの侵入を防護するのではなく、ランサムウェアの攻撃により暗号化や消去されたファイルを自動的に復旧するランサムウェア対策ソフト。
PCにおけるランサムウェアの挙動をリアルタイムまたは数秒で検出・ストップできるほか、共有ファイルの感染も検出可能。また、PCの起動時に不正なコードを実行するランサムウェアからマスターブートレコード(MBR)を保護する機能も備える。
ファイルを最大4世代保存可能な自動バージョン管理機能も備え、ラインサムウェアによる改変に加えて、ユーザーの誤操作などにより失われたファイルを手動で復旧することもできる。
なお、Ranstopのインストール前に破壊されたファイルの復旧には対応しない。このほか、15日試用可能な評価版も提供されている。