Google、教育向けビジュアルプログラミング言語「Blockly」、Android/iOS向けに提供開始

　Googleは9日、オープンソースの教育向けビジュアルプログラミングライブラリ「Blockly」のAndroid/iOS用の開発者向けプレビュー版をGitHubで提供開始した。

　Blocklyは、マウスを操作して画面上にブロックを組み合わせることで、JavaScriptのプログラムを記述できるビジュアルプログラミング言語。これまではブラウザーから利用できるウェブアプリとして提供されていた。

　Android/iOS向けには、Android StudioまたはXcodeでBlocklyを用いたアプリが容易に開発できるプロジェクトとサンプルコードのパッケージがGitHubで提供される。

　Blocklyでは、関数、変数、ミューテータのほか、カスタムブロック、ツールボックスのカテゴリ、レイアウトといった機能が利用できる。また、記述したプログラムをPython、Dart、PHP、Luaに変換することも可能となっている。

　Googleでは直近の6カ月間で、パフォーマンスやテストにおける改良、構造化されたAPIの追加、モバイルウェブ向けにタッチサポートの改善といったアップデートをBlocklyのウェブアプリにおいて行っていた。